「循環する経済の仕組み」お金の教科書Vol.15 #リアルボイス
で判断できます。日本銀行は、消費者物価が前年比で安定的に2%上昇することを目指し、大規模な金融緩和政策を継続してきました。
奈子:それで給料が上がれば、いいインフレですよね。某大手アパレルの給料が大幅に上がったニュースには、今後に期待がもてそうな気がしました。でも、物価の上昇がこのまま続いても、給料が変わらなかったら…。そう考えると怖いです。
宮﨑:人口減少や高齢化など、構造的な要因に加え、コロナや海外情勢など、予測不可能な出来事もあるので、先のことはわかりません。ただ、現実の経済や市場を理解することは、将来に備えるための出発点になります。
「物価」「賃金」「金利」の仕組みは、頭に入れておくといいですよ。
「物価」「賃金」「金利」の仕組みを把握しよう!
【物価】商品やサービスの値段
商品やサービスを買いたい人(需要)と売りたい人(供給)とのバランスで決まる。物価は2022年12月まで16か月連続で前年同月より上昇中(※総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年12月分」参照)。
【賃金】提供する労働の値段
労働力を雇いたい人(需要)と提供したい=働きたい人(供給)