くらし情報『被災地・石巻市雄勝町にある「海岸線の美術館」 防潮堤に“もう一つの海岸線”を描く』

被災地・石巻市雄勝町にある「海岸線の美術館」 防潮堤に“もう一つの海岸線”を描く

という住民へのヒアリングをもとに描いた風景画がソースだ。一つの絵の中を春夏秋冬が巡り、夜明けから暗くなるまでの光がグラデーションのように移り変わる。この壁画を見た町の人は皆、自分の知る風景だと感じるだろう。そして壁の向こうの海に思いを馳せるだろう。

今後は「海沿いに生まれる大壁画群」をイメージに規模を広げていく。

「年1~2作品、制作を進めていきたいし、いろいろなコラボレーションを考えています。例えば壁画の前に移動式サウナを設置したり、美術教室をやったり。ここが盛り上がったら日本の地域の面白さ、豊かさに多くの人が気付くはず。
そんな唯一無二の場所にしていきたいですね」

被災地・石巻市雄勝町にある「海岸線の美術館」 防潮堤に“もう一つの海岸線”を描く


『THEORIA|テオリア』(安井鷹之介)
クレーンに乗り、小さな刷毛1本で2か月余りで描き上げた。


被災地・石巻市雄勝町にある「海岸線の美術館」 防潮堤に“もう一つの海岸線”を描く


「美術館のように一定の光量ではないのが野外ならではの面白さ。空の色と続いているようだったり、雪が積もったり、東北らしい光景も」(髙橋さん)撮影・KYON.J

被災地・石巻市雄勝町にある「海岸線の美術館」 防潮堤に“もう一つの海岸線”を描く


『A Fisherman|漁師』(安井鷹之介)撮影・KYON.J
制作中の安井さんが「あっちの壁には描かないの?」と地元の人に声をかけられたことがきっかけで生まれた作品。

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