生田絵梨花「急ピッチで色気を身につけ…られるようにがんばります」 名作ミュージカルに出演
グループを卒業して1年あまり。舞台や映像など幅広い分野で新たな表情を披露するその姿は、さなぎから蝶になるルイーズとも重なる。
「昔からの仲間には『変わらないね』って言われます(笑)。たしかに変わらないし、落ち込んで沼にハマりやすいのも相変わらず。でも沼りながらも、ずぶりずぶりと一歩ずつ進めるようにはなってきたかな」
愛するミュージカルへの思いも少しずつ、でも確実に変化している。
「コロナ禍が一段落して観劇したとき、久しぶりに感じる舞台の熱に鳥肌が立って涙があふれてきました。目で耳で肌で、そこで起きていることを感じる…。こんなエンターテインメントは他にないですよね。
見られることが怖くなった時期もあったけど、劇場に足を運んでくれる人がいる。それならぐるぐる悩んでる場合じゃない。届けたい。そのために何をすべきかが見えてきました」
今作中にも届けたいことは満載。
「音楽や劇中のショーも素晴らしいのですが、この舞台は親子の物語でもあります。親が子に望むこと、自立する子の葛藤。誰もが経験したこと、するであろうこと。私もしのぶさんに娘として本気でぶつかれるよう、もうひと踏ん張り…いや30踏ん張りはしたいと思っています(笑)」