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次世代を担うミュージカルスターが出演する『カウントダウン ミュージカルコンサート 2025-2026』が、2025年12月31日(水) に、東京・東京国際フォーラム ホールAで開催される。2023年末に行われた『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』は、次世代を担うミュージカルスターが、2023年に上演された作品をはじめ、名作のビッグナンバーまで幅広く披露。新たな年の幕開けを華やかに盛り上げ、大盛況のうちに幕を閉じた。2回目となる今回のコンサートにも、若きミュージカルスターたちが集う。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『1789 -バスティーユの恋人たち-』など主演作が続く岡宮来夢。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』『キンキーブーツ』などで圧倒的な存在感を放つ甲斐翔真。『レ・ミゼラブル』『アナスタシア』など幅広い作品での演技が光る木下晴香。劇団四季退団後、『レ・ミゼラブル』出演や、この夏『ジャージー・ボーイズ』を控える小林唯。『ドリームガールズ』『梨泰院クラス』などで頭角を見せるsara。『キンキーブーツ』『ジャージー・ボーイズ』ら話題作に続々と出演する東啓介。『イン・ザ・ハイツ』『ワイルド・グレイ』での好演や迫力あるアクションで魅せる平間壮一。『レ・ミゼラブル』での活躍はもちろん、今後の『デスノート THE MUSICAL』も注目の三浦宏規。アーティストとしての活動や『ウェイトレス』も話題の森崎ウィン。『VIOLET』『三銃士』と新たな作品に果敢に挑み続ける屋比久知奈。これまでに出演した作品から厳選したナンバーや、本公演だけのスペシャルコラボが披露される予定だ。構成・演出には、自身の劇団である劇団 TipTapでの活動をはじめ、『この世界の片隅に』『Catch Me If You Can』『9 to 5』『Next to Normal』『HERO』、そして8月には『四月は君の嘘』の上演を控えるなど、数多くの作品を手がける上田一豪。音楽監督は、井上芳雄、クミコ、平原綾香、他アーティストのサポートをはじめ、『名探偵コナンコンサート』などの大型公演やソロコンサートでも活躍する、大貫祐一郎。振付は『キャッツ』をはじめ、劇団四季で数々の作品の振付を担当、自らも出演し、プロデュース公演なども行う加藤敬二と、2023年と同じクリエイター陣が再集結する。チケット販売スケジュールなどは追って発表される。■構成・演出:上田一豪 コメントあの賑やかな大晦日が2年ぶりにやってきます!2年前はこれからのミュージカルシーンを引っ張ると銘打ちましたが、もはやミュージカル界を牽引している若手スターの皆さんとまたコンサートができるなんて楽しみでなりません!今年も素晴らしい作品が沢山上演されています。あの作品も、この作品も、選曲が難しいですが、2025年版のカウントダウンメドレーを新たな仲間と共にお届け致します。この1年を振り返る珠玉のナンバーに耳を傾けながら、一緒に盛り上がりましょう!東京国際フォーラムで皆様と共に新年を迎えるのを楽しみにしております!<公演情報>『カウントダウン ミュージカルコンサート 2025-2026』構成・演出:上田一豪音楽監督:大貫祐一郎振付:加藤敬二出演:岡宮来夢、甲斐翔真、木下晴香、小林唯、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈(50音順)2025年12月31日(水) 22:00開演会場:東京・東京国際フォーラム ホールA公式サイト:
2025年06月13日数多くのヒット作を送り出してきたウォルト・ディズニー・スタジオで、“ディズニー・アニメーション”の原点といえる名作『白雪姫』を新たなミュージカル版として実写化。3月20日より上映中です。世界中から選りすぐりのスタッフ、キャストが勢ぞろい!主人公の白雪姫を演じるのは、スティーヴン・スピルバーグ監督作『ウエスト・サイド・ストーリー』の主演に抜擢され、ゴールデングローブ賞で主演女優賞を受賞した若手最注目俳優レイチェル・ゼグラー。邪悪な女王を演じるのは、全世界で驚異的なヒットを記録し、時代のアイコンとなった映画『ワンダーウーマン』で英雄を演じ、一躍人気俳優となったガル・ガドット。さらにブロードウェイで活躍し、トニー賞にも輝く名優アンドリュー・バーナップが運命の人、ジョナサンを演じる。▼ディズニー最新作『白雪姫』予告また、監督は『(500)日のサマー』や『アメイジング・スパイダーマン』シリーズを大ヒットさせたマーク・ウェブ務める。アカデミー賞に3度輝く衣装デザイナー、サンディ・パウエルによる劇中の衣装も大きな見どころ。劇中の音楽は『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』『アラジン』などを手がけた名ソングライター・チーム、パセク&ポールが担当。ふたりによるオリジナル曲と、アニメーション映画『白雪姫』にも登場した名曲が次々登場し、至高のミュージカルシーンが繰り広げられます。心優しい王と王妃が暮らす王国で、二人の間に生まれた白雪姫。この王国の人々は誰もが幸福に暮らしていた。そんなる日、妃が病でこの世を去ってしまう。妃亡き後、王国にやってきた美しい女性に魅了された王は彼女と結婚。しかし彼女は魔法の使い手でもあり、見た目の美しさと権力に執着する邪悪な女王へと変貌する。やがて女王は白雪姫の“真の美しさ”に嫉妬し、彼女の命を狙けれど…。女王に召使にされ孤独な日々を過ごしていた白雪姫。女王に命を狙われそうになった彼女は、城から逃げ延び、運命の人ジョナサンや、不思議な森で暮らす7人のこびとに出会う。女王は白雪姫を自らの手で葬ろうと老婆に変身し、毒リンゴを手に彼女に近づく。白雪姫はそのリンゴを手にしてしまうが…。プレミアム吹替版にも豪華キャストが集結!白雪姫の声優に大抜擢されたのは、俳優、ミュージシャン、ミュージカル俳優としても活動する吉柳咲良さん。また人気グローバルボーイズグループ「JO1」のメンバーで俳優としての活動もスタートさせた、河野純喜さんがジョナサン役で初の吹替に挑戦。吉柳さん、河野さんが歌う、惹かれ合う白雪姫とジョナサンによる劇中歌「二人ならきっと」の特別映像も公開中です。女王役を演じるのは、元宝塚歌劇団月組トップスターで昨年夏に卒業したばかりの月城かなとさん。ナレーターとしても人気を集める声優、諏訪部順一さんが魔法の鏡の声を。白雪姫と森の中で出会い行動を共にする7人のこびと役にも、オーディションで選ばれた多彩なキャストが。名優・大塚明夫さんは“先生”を、ダイアンの津田篤宏さん“おこりんぼ”、平川大輔さんは“てれすけ”子どもたちにも大人気の小島よしおさんは“ごきげん”、人気声優の浪川大輔さんは“ねぼすけ”、日野聡さんが“くしゃみ”、俳優・風間俊介さんは“おとぼけ”を演じています。アニメーション『白雪姫』は100年近くに渡り、世界中で愛され続けてきましたが、実写版でまた新たな魅力が発見できそうです。『白雪姫』全国劇場にて公開中(c) 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.公式サイト:
2025年03月29日いよいよ2025年がスタート!ブロードウェイ、ウエストエンドを席巻した話題作や名作映画ミュージカル版の日本初演、韓国人気漫画 /ドラマのミュージカル化初演、そして大作の再演。今年も目が離せないミュージカルシーンの多彩なラインアップをご紹介。※本文内公演タイトル後ろのカッコ内は開幕月。※ご紹介した公演の最新情報は、各公演の公式サイト等でご確認ください。日本初演作も豊富な海外作品。久しぶりに再演される大作も『SIX』は来日キャスト版と日本キャスト版を連続上演定番の海外ミュージカルの再演と日本オリジナルミュージカルの初演が目立った2024年に比べると、2025年は日本初演の海外作品が多い年になりそう。わけてもミュージカルの二大聖地、ブロードウェイとウエストエンドの両方を席巻した『SIX』(1月)と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(4月)は必見の大作だ。どちらも海外版の演出を踏襲する公演で、前者は「来日版」と最強の女優たちが揃った「日本キャスト版」の連続上演、後者は俳優の層の厚さに定評ある劇団四季による上演とあって、いずれも期待値は高い。韓国発の『ワイルド・グレイ』は根本宗子が初めて海外ミュージカルの演出を手がける一方、長野博主演の『チキチキバンバン』(1月)、有澤樟太郎主演の『ヒーロー』(2月)、髙木雄也主演の『アメリカン・サイコ』(3月)、坂本昌行主演の『ホリデイ・イン』(4月)は、英米版とは異なる独自の演出による日本初演。そして近年、ブロードウェイやウエストエンドと並ぶ輸入元となっている韓国からは『ワイルド・グレイ』(1月)が、海外ミュージカル初挑戦となる根本宗子の演出により日本初上陸を果たす。城田優が初参加。Wキャストで上演される『ダンス オブ ヴァンパイア』再演の海外作品で目立つのは、久し振りの大作たち。『ラブ・ネバー・ダイ』(1月)と『ダンス オブ ヴァンパイア』(5月)は6年、『1789 -バスティーユの恋人たち-』(4月)は7年、『二都物語』(5月)に至っては実に12年振りの上演だ。『二都物語』では、初演当時は若手だった井上芳雄と浦井健治がすっかりトップランナーとなった今、再び同じ役で共演することが話題。『~ヴァンパイア』では長らく山口祐一郎がひとりで務めてきた主役が初めて城田優とのWキャストとなり、『ラブネバ』ではファントム役続投の市村正親と石丸幹二に橋本さとしが加わり、『1789』ではキャストが一新される。また、演出もキャストも一新される『ボニー&クライド』(3月)は、宝塚歌劇団版を除けば13年振りの上演だ。『ボニー&クライド』は上演台本・演出に瀬戸山美咲を迎え新演出版で上演される新キャストを迎えての再演では、3年振り4度目の『キンキーブーツ』(4月)と、5年振り3度目の『フランケンシュタイン』(4月)にも注目したいところ。小池徹平や三浦春馬ら初演キャストの好演が語り継がれる前者では、チャーリー、ローラ、ローレンの主役3役をWキャストで務める6人ともが初参加。そして後者は、初演から続投する中川晃教、加藤和樹、鈴木壮麻にフレッシュな新キャストを加えての再演となる。『キンキーブーツ』は主要3役を初参加の6人がWキャストで務める。こちらは東啓介&甲斐翔真&田村芽実『キンキーブーツ』ビジュアル。こちらは有澤樟太郎&松下優也&清水くるみ久し振りでもメインが新キャストでもない盤石の再演が観たいなら、オススメは市村正親主演の『屋根の上のヴァイオリン弾き』(3月)、高畑充希主演の『ウェイトレス』(4月)、ジェシー主演の『ビートルジュース』(5月)、柚希礼音と愛希れいか(Wキャスト)主演の『マタ・ハリ』(10月)など。そして盤石の再演作品と言えば、2024年末に開幕した『レ・ミゼラブル』は6月まで公演中で、8~10月には同作初の来日公演となる「ステージド コンサート」も開催される。またもちろん、劇団四季は『アナと雪の女王』『アラジン』『ライオンキング』『美女と野獣』『ウィキッド』『キャッツ』といった定番の大作を各地で変わらず展開中だ。『ビートルジュース』は2023年に続きジェシー(SixTONES)主演で再演が決定海外クリエイターとの合作も目立つ日本オリジナルミュージカル日本オリジナルミュージカルに目を向けると、2025年は海外クリエイターとの合作が花盛り。松下洸平と松下優也がW主演する『ケイン&アベル』(1月)と、平野啓一郎の読売文学賞受賞小説が原作の『ある男』(8月)ではそれぞれ、ブロードウェイでも活躍するフランク・ワイルドホーンとジェイソン・ハウランドが音楽を書き下ろす。前田公輝主演の『ミセン』(1月)はドラマ化もされた韓国の漫画が原作で、ミュージカル版の脚本・音楽・演出も韓国のクリエイターが手掛けるが、ここ日本が初演の地。そして海宝直人主演の『イリュージョニスト』(3月)では、コロナ禍の影響で2021年はコンサート版での上演となった作品のフルバージョンに、英国の演出家トム・サザーランドが満を持して挑む。映画化もされた平野啓一郎の小説「ある男」を海外クリエイターを迎え初演日本のクリエイターによるオリジナル作品では、ドラマ化もされた人気漫画を小池修一郎が脚本・演出する『昭和元禄落語心中』(2月)が最大の話題作。ミュージカルのみならず映像でも目覚ましい活躍を見せる山崎育三郎、明日海りお、古川雄大が顔を揃え、戦前から平成の落語界に渦巻く愛と業を描き出す。また『えんとつ町のプペル』(8月)は、原作者の西野亮廣本人が演出した2021年公演に主演した吉原光夫を演出に、新たに廣瀬友祐を主演に迎え、フルオーケストラ版にバージョンアップしての上演だ。小池修一郎の脚本・演出『昭和元禄落語心中』は山崎育三郎×明日海りお×古川雄大の豪華初共演も話題2025年はまた、2016年の初演以来4度目を数える藤田俊太郎演出の『手紙』(3月)、新演出で上演される音楽座ミュージカルの定番『リトルプリンス』(5月)、原作漫画の人気を背景にウエストエンドと韓国への輸出も成し遂げた『四月は君の嘘』(8月)、同じく漫画原作で初演から2年という短いスパンでの再演となる『SPY×FAMILY』(プレビュー9月、本公演10月)と、オリジナルミュージカルの再演が多いのも特徴と言えそう。日本ミュージカル界でオリジナル作品が増える大きな契機となったコロナ禍の始まりから早5年、オリジナル作品の存在感がそろそろ海外作品と肩を並べる時期なのかもしれない。文:町田麻子
2025年01月03日ミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』の萌芽は、NYのミュージカルワークショップに参加したソングライターコンビが、10分間の小品を創作する課題を与えられたことを機に生まれたものだという。ブロードウェイで活躍する作家や音楽家の経歴を辿っていると、同様のワークショップや育成プログラムの出身者が数多く、日本でもそういうものがあったらいいなと常々なんとなく思っていた。12月18日、奇しくもまさに『ネクスト・トゥ・ノーマル』を上演中のシアタークリエで開催されたのが、筆者の「あったらいいな」が実現した育成プログラムの成果などを発表する『Songwriters’ SHOWCASE』である。MCを務める井上芳雄今年8月、日本のミュージカル界をリードする東宝が企画・制作し、一般社団法人 映画演劇文化協会が主催した「Musical Theater Writing Program」。ミュージカルクリエイターを目指す14名の受講者が3週間にわたり、韓国芸術総合学校から招かれた講師のもと、ミュージカル作劇・作曲の基礎と応用を学んだ。その受講者から選抜された3組と、韓国・イギリス・アメリカの各育成機関から派遣された各3組が、構想中のミュージカルの楽曲を1曲ずつ披露したのが『Songwriters’ SHOWCASE』。上田一豪が構成・演出を手掛けた公演は、井上芳雄による流暢な司会のもと、まずはクリエイター本人が登場して自ら作品内容をプレゼンし、その上で日韓から集った豪華俳優陣が楽曲を歌う形で進められた。トップバッターで韓国選抜のイ・レア(脚本・作詞)、ソン・ボンギ(作曲)の楽曲を芝居を交え披露した、矢崎広(右)と吉高志音(左)日本選抜の翠嵐るい(脚本・作詞)、桑原まこ(作曲)の楽曲を披露する霧矢大夢(右)と田村芽実(左)イギリス選抜のフィン・アンダーソン(脚本・作詞・作曲)の楽曲は作者本人の伴奏でシルビア・グラブ(右)が披露計12組がプレゼンしたのは、物語テーマも楽曲スタイルも実に様々な12作。たった数分間の説明と1曲のみの発表からミュージカルの全体像を想像することは当然ながら容易ではなく、この中から実際にミュージカル化できる企画を見つけようとやって来たプロデューサーたちにとっては、想像力が問われる刺激的な時間だったに違いない。一方、一般観客にとっては井上や中川晃教ら歌ウマ俳優たちの新曲歌唱が楽しめる一夜限りの特別なコンサートで、またソングライター志望者にとっては、ミュージカルとはこんなにも幅広い題材と音楽を扱い得るジャンルなのだと開眼する機会となったはず。今後たとえば配信などによってこの“見本市”に触れられるプロデューサーも観客もソングライター志望者も増えれば、三者の相乗効果で日本ミュージカル界は大きく発展するだろう。日本選抜作品とアメリカ選抜作品から2曲を披露した中川晃教井上芳雄はMCに加え楽曲も披露韓国からイ・チュンジュ(左)とチェ・ナヘも参加し、楽曲を披露いつの日かこの「Musical Theater Writing Program」と『Songwriters’ SHOWCASE』から上質な日本オリジナルミュージカルが生まれることを楽しみにしつつ、まずは日本ミュージカル界が大きな一歩を踏み出したことを寿ぎたい。取材・文:町田麻子<公演情報>『Songwriters’ SHOWCASE』構成・演出:上田一豪参加作家・作曲家[日本]上野窓広田流衣/翠嵐るい桑原まこ/大德未帆竹内秀太郎[韓国]イ・チャンヒイ・ナレ/イ・レアソン・ボンギ/ハン・チアンハ・テソン[アメリカ]アディー・シモンズアダム・ラポート/アビー・ゴールドバーグメイソン・マクドゥエルク/レア・フユコ・ビアマンエリカ・ジィ[イギリス]フィン・アンダーソン/リオ・マーサー/レイチェル・ベルマン出演井上芳雄(MC)イ・チュンジュ霧矢大夢シルビア・グラブ田村芽実ダンドイ舞莉花チェ・ナヘ中川晃教遥海矢崎広吉高志音2024年12月18日(水)※公演終了会場:東京・シアタークリエ公式サイト:
2024年12月24日日本ミュージカル界を担うミュージカルスターたちがミュージカル&クリスマスソングを歌う『Brand New Musical Concert 2024~Merry Christmas!~』が、2024年12月24日(火) に東京・東京オペラシティ コンサートホールで開催される。本公演には、中川晃教、藤岡正明、岡宮来夢、別所哲也と、コーラスで森莉那が出演。オーケストラの音色とともに、さまざまな楽曲を楽しむことができる。チケットは先行受付を11月21日(木) まで実施中。■中川晃教 コメント一年に一度、この日だけは、世界中が、幸せを願うクリスマス今年のイブ、私たちは『Brand New Musical Concert』から、すべてのお客様の心に歌で愛のローソクを灯します。『チェーザレ~破壊の創造者~』での共演を通じて、僕自身多くのことを学ばせていただいている別所哲也さん。今年『ATTACK on TITAN The Musical』で日本のみならずブロードウェイデビューという夢までも形にしたばかりの岡宮来夢さん。素晴らしいポテンシャルで『JERSEY BOYS』という音楽が主役の稀有な作品を牽引し続ける男、藤岡正明さん。このスペシャルな皆様と共に、僕も歌わせていただけることを、神様に感謝します。一夜限りのステージ、どうぞお楽しみに!!■藤岡正明 コメント『Brand New Musical Concert 2024 ~Merry Christmas!~』開催おめでとうございます!そして、これまたブランニューな皆様とご一緒させていただいての一夜限りの公演、今から楽しみです!!!一緒にミュージカルソングに包まれた聖夜を過ごしましょうー!■岡宮来夢 コメント初参戦させていただきます!岡宮来夢です!『Brand New Musical Concert 2024』、きっと僕含め皆さんももっとミュージカルが大好きになる1日になるんだろうなと確信しています!当日僕は緊張でいっぱいだと思いますが、先輩方と、そして皆さんと一緒に素敵な1日を過ごせるよう、心を込めて歌わせていただきます!会場でお待ちしています!■別所哲也 コメントクリスマスイブ、僕にとって、このコンサートへの初参加が、今年のクリスマスプレゼントそのものです。中川さんを筆頭に、藤岡さん、岡宮さんたちとどんな時間をお客様の皆さんと、生み出せるのか。今から本当に楽しみです。きっと新たなブランニューな体験を僕自身も発見出来そうです。一緒にハッピーで、柔らかな時を刻みましょう!■森莉那 コメント今回、コーラスとして参加させていただきます。クリスマスイブの夜に、皆様と共に歌わせていただけること、大変光栄に思います。初参加、私自身は初のオペラシティ、初めて尽くしの"Brand New"な気持ちで臨みます。お楽しみいただけますように。<公演情報>『Brand New Musical Concert 2024~Merry Christmas!~』2024年12月24日(火) 東京・東京オペラシティ コンサートホール開場17:45/開演18:30【出演】歌:中川晃教、藤岡正明、岡宮来夢、別所哲也コーラス:森莉那指揮:井村誠貴演奏:ブランニューチェンバーオーケストラ【演奏予定曲目】未定チケット先行受付:2024年11月21日(木) 23:59まで()公式サイト:
2024年11月18日サンエックス株式会社のキャラクター「すみっコぐらし」初の舞台、『パペットミュージカル すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』が、8月16日(金)に開幕。公開直前に開催されたゲネプロを、すみっコぐらしファンのマイナビウーマン編集部員が観てきました!「すみっコぐらしの舞台って……?」と、ファンでありながらも想像がつかなかった筆者ですが、開演してすぐに「これは大人にも観てほしい!」と思ったそのわけとは?すみっコと共演した川島夕空さん、新津ちせさん、石田隼さん囲み取材の様子と共にお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。■ナレーション担当、川島夕空・新津ちせ・石田隼が見どころを語る『パペットミュージカル すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』は、「すみっコぐらし」初の映画化作品『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を原作にしたミュージカル。映画ではナレーションと共にお話が進みましたが、今回はナレーションの他に歌やダンスでも物語を盛り上げます。すみっコたちと共演するのは、「Dr.STONE THE STAGE –SCIENCE WORLD-」ドクタロー役などで、子どもたちからの支持も熱い実力派俳優の石田隼さんと、NHK Eテレの教育エンターテイメント番組『みいつけた』で3代目スイちゃんを務めた川島夕空さん、音楽ユニット「Foorin」のメンバーとして「NHK紅白歌合戦」に出演した経験を持つ新津ちせさん。川島さんと新津さんはWキャストでの出演となります。ゲネプロを目前に、キャスト3名とすみっコたちが記者陣の前に登場。緊張した面持ちで囲み取材がスタートしました。◇パペットの質感にも注目!すみっコたちに命が吹き込まれるまず、「すみっコぐらし」の魅力と好きなキャラクターを聞かれると、川島さんは「『ざっそう』が好きです。雑草なのに、すてきなブーケになりたい!という、切ないかわいい夢を持っているエピソードを知って好きになりました」と、好きなキャラクターの話題で緊張がほぐれたよう。石田さんは「強いていうなら、今回の作品のメインである『ひよこ?』ですかね。今日は劇場オリジナルグッズのぬいぐるみを持っているのですが、みんなこれを手にした瞬間に、『えー!これもらえるんですか!?』と言っていました。お話を見ていただいたら、きっとみんな『ひよこ?』が好きになると思います」と、劇場で手に入るグッズもしっかりアピール。新津さんは「みんな魅力的なんですけど、一番好きなのは『とんかつ』です。衣のふわふわ感がパペットにも出ています。この子も『いつか食べてほしい』という切ないエピソードがあって……みんなかわいい見た目をしているんですけど、背景がちょっと切ないところに共感できて、ちょっと人間っぽさがあるところが良いなと思います」と緊張気味に話した後、横に並ぶパペットたちを見て「かわいい……」とポロリ。「すみっコ愛」が伝わってきました。本作品は原作を忠実に再現したパペットミュージカル。見どころについて聞かれた石田さんは、「映画では映像で表現していたところを、演出家の川本成さんが今回は『全部アナログでやろう』とおっしゃっていて。映像をどう舞台で表現するか、ひとみ座さんを含めてプロの方に集まっていただきました。すみっコの世界って僕たちは介入できなくてもどかしいのですが、躍動感などの表現を楽しんでいただけたらと思います」とコメント。パペットミュージカルならではの表現に期待が高まります。本作品の注目ポイントはやはりすみっコのパペットたち。「まるで命が吹き込まれているよう。目や口が動くコもいたり、すみっコたちがどういう風に考えているかが伝わるお芝居です。今、すみっコたちがそこにいるんだと思えます」と新津さんが魅力を語ると、石田さんも「ライブ感があるよね。すみっコたちが息してるんだ!と感じられます。ひとみ座さんがパペットをにぎった瞬間に命が吹き込まれるのを稽古で目にしてすごいと思いました」と補足。それを受けて川島さんは、「泳ぐシーンでは、ひとみ座さんがすみっコの足が動かしているんですよ!こんなにちっちゃい足なのに。あと、『しろくま』だったら『ふろしき』みたいな、すみっコと仲良しのみにっコとのペア感も注目してほしいです。他の誰かが目立っているときも、舞台の“すみっこ”を見ると違うコたちが仲良くしているなど、細かいところも見てほしいです」と、ファンもうれしい注目ポイントを教えてくれました。◇ミュージカルならではの歌やお芝居にも注目ミュージカルということで、映画とは異なったせりふ回しのナレーションや、歌も物語に加わります。すみっコたちは基本的にしゃべらないので、ナレーションの石田さん、川島さん、新津さんがすみっコたちの感情を伝えていきますが、しゃべらないすみっコたちとの共演だからこそのこだわりもあるようです。「僕たちはお客様に一番近い立場ですが、だからこそ皆さんに伝えなきゃいけないというのを意識しています。すみっコたちの気持ちになるところなのか、これは俯瞰で見るところなのか。そこが移り変わっていくので、僕たち3人の中でも切り替えについて話し合いました。それぞれとのコンビネーションも心掛けています」と石田さん。Wキャストを務める川島さんと新津さんですが、新津さんは「すみっコたちが今何をしたいか、どういう状況かを伝えなければならないのですが、小さい子もたくさん来てくださると思うので、分かりやすく伝えることを意識しています。その一方で、すみっコたちと一緒に楽しむところは全力で楽しむようにしています」とコメント。川島さんは「すみっコたちはしゃべらないので、すみっコたちの状態を代わりに言ってあげるときに、そのコの方を向くと伝わりやすいかと思って意識しています」と、お芝居で大切にしていることを教えてくれました。◇子ども向けにはつくっていない。大人もすみっコの仲間入りをしてほしい!取材中、3名の仲の良さが伝わってきましたが、稽古中はお米好きな川島さんのために石田さんがおいしい塩を持ってきて、一緒に塩にぎりを作ったというエピソードが披露されました。そして、「ちせちゃんは気づいたらニヤニヤ笑っているんですよ。幸せなんだなといつも癒されています」というのが、石田さんからの新津さん評。新津さんは「ニヤニヤじゃないですよ!」と否定しつつ、「本番用のメイクをした石田さんと川島さんがきゅるきゅるで、後光が差してるように見えます。直視できない」と、独特の表現で仲の良さを見せました。最後に意気込みを聞かれた川島さんは、「人生初めてのミュージカルで、生で歌を歌うことも初めてで……いろんな不安があって心配なんですけど、それも良い経験になっていくと信じて、今まで一生懸命みなさんと練習してきたことを信じてがんばります」と初めてのミュージカルに対する心境を明かしました。続いて、「すみっコぐらしという作品はファンがたくさんいるコンテンツですし、私自身も好きだったので、ミュージカルを自分たちで進行するということにすごく緊張はしているのですが、パペットたちが本当にかわいいですし、楽しい舞台になっていると思うので、たくさんの方に来ていただきたいですと」と、ファンだからこその気合いを見せた新津さん。「すみっコたちが『生きてる!』といっぱい感じてほしい」と、見どころもユーモアたっぷりに教えてくれました。最後にコメントを求められた石田さん。「すみっコぐらしのミュージカルとなると、『大人が見に行っていいのかな?』『子ども向けなんじゃないかな?』と思われる方もいるかと思うのですが、演出家の川本成さんも言うように、子ども向けには一切作っていなくて。キッズプロジェクトですが、全世代が楽しめることを目指しているので、劇場に来てぜひとも一緒に体験していただければ。『すみっコの仲間入りをしにおいで』と言いたいです」と、大人ファンに向けて見どころを語り、囲み取材は終了しました。
2024年08月21日バズ・ラーマン監督による名作映画が、煌びやかなマッシュ・アップ・ミュージカルとして、装いも新たに舞台へと蘇った『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』。音楽は、オッフェンバックからエルトン・ジョンにレディ・ガガまで、160年以上にわたるポピュラーミュージック約70曲が散りばめられている。2019年に開幕したブロードウェイ公演は2020年のトニー賞で10冠を達成。ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年公演より写真提供:東宝演劇部豪華絢爛な衣裳とセット、オーディションで選ばれた人気と実力を兼ね備えた俳優たち、さらに訳詞は、松任谷由実を筆頭とする総勢17人の豪華アーティストが提供。……と、注目ポイント満載のなかで幕を開け、昨年の日本ミュージカル界の話題をさらった初演から1年をあけずして、全く同じキャストによって再演されることとなり、6月20日(木)に帝国劇場で初日を迎える。サティーン役/左:望海風斗、右:平原綾香写真提供:東宝演劇部クリスチャン役/左:井上芳雄、右:甲斐翔真写真提供:東宝演劇部舞台は1899年のパリ。ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」の花形スターのサティーン(望海風斗/平原綾香)と、アメリカから来た作曲家志望のクリスチャン(井上芳雄/甲斐翔真)は激しい恋に落ちる。だがクラブは経営難に陥っており、パトロンが必要だと考えたオーナーのハロルド・ジドラー(橋本さとし/松村雄基)がサティーンに引き合わせたのは、望むものはすべて金で買えると思っている貴族のモンロス公爵(伊礼彼方/K)。クリスチャンは、画家のロートレック(上野哲也/上川一哉)やタンゴダンサーのサンティアゴ(中井智彦/中河内雅貴)と共にミュージカルショーを作り、クラブの舞台にかけて窮状を救うことで、サティーンを取り戻そうとするのだが――。ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年公演より写真提供:東宝演劇部めくるめく空間のなかで描かれるのは、「真実」「美しさ」「自由」そして「愛」の物語。一大スペクタクルエンターテインメントでありながら、感動的なドラマでもある『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、今年も日本ミュージカル界の話題をさらうことだろう。ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2023年公演より写真提供:東宝演劇部<公演情報>『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』出演:※各役50音順サティーン:望海風斗 / 平原綾香クリスチャン:井上芳雄 / 甲斐翔真ハロルド・ジドラー:橋本さとし / 松村雄基トゥールーズ=ロートレック:上野哲也 / 上川一哉デューク(モンロス公爵):伊礼彼方 / Kサンティアゴ:中井智彦 / 中河内雅貴ニニ:加賀楓 / 藤森蓮華ラ・ショコラ:菅谷真理恵 / 鈴木瑛美子アラビア:磯部杏莉 / MARIA-Eベイビードール:大音智海 / シュート・チェン【アンサンブル(E) / スウィング(S)】※50音順ICHI(E) / 乾直樹(E) / 加島茜(E) / 加藤さや香(E) / 加藤翔多郎(E) / 酒井航(E) / 篠本りの(S) / 杉原由梨乃(E) / 仙名立宗(E)高橋伊久磨(E) / 田川景一(E) / 田口恵那(E) / 茶谷健太(S) / 富田亜希(E) / 平井琴望(E) / 堀田健斗(S) / 三岳慎之助(E)宮河愛一郎(ダンスキャプテン E) / 米島史子(S) / ロビンソン春輝(S) / 和田真依(S)【東京公演】2024年6月20日(木)~8月7日(水)会場:帝国劇場【大阪公演】2024年9月14日(土)~28日(土)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報:()公式サイト:
2024年06月19日2024年12月、上海で世界初演されるミュージカル『インファナル・アフェア』の演出・振付を、長谷川寧(ミュージカル『ピーター・パン』、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』ほか演出・振付担当)が手掛けることが発表された。長谷川は、2018年から中国全土で上演している『白夜行』『人間失格』の演出・振付を手掛け、2023年11月15日に開催された2023北京・天橋ミュージカル年間式典では、影響力のあるミュージカル作品賞・年間優秀ミュージカル演出家賞・年間優秀ミュージカル振付家賞などを受賞した。新作ミュージカル『インファナル・アフェア』は、2002年にアンディ・ラウとトニー・レオンが主演した香港の映画作品で、香港ノワールの代表的作品。映画は第一部公開後、全3部作となり大反響を巻き起こし、2006年にはマーティン・スコセッシ監督によるハリウッドリメイク作品『ディパーテッド』がアカデミー賞作品賞を受賞。日本でも本作をモチーフにしたテレビドラマ『ダブルフェイス』(香川照之・西島秀俊W主演)が製作された。世界中で愛された本作のミュージカル化プロジェクトには、国際的な布陣が集結。脚本には、韓国ミュージカル『フランケンシュタイン』『ベン・ハー』『ベルサイユのばら』などのワン・ヨンボム、音楽にはフレンチミュージカル『赤と黒』『ロックオペラ モーツァルト』『1789:バスティーユの恋人』などのウィリアム・ルソー、作詞にはGMAゴールデンメロディアワードにて第28回「年間最優秀アルバム賞」にノミネートされるなど注目の歌手・音楽プロデューサー・ソングライターの許鈞がそれぞれ参加する。長谷川は「中国で3度目のミュージカルを作ることになりました。今回は香港ノワールの名作映画の舞台化になりますが、これまで小説や漫画原作の作品はやってきましたが、原作が映画スタートの作品は初めてで、これもまた新たな挑戦となります。映画は素晴らしい作品であることは間違いないので、銀幕上に映る彼らを新たにどう舞台上に甦らせるか、ご期待いただきたい」とコメントしている。<長谷川寧 プロフィール>Photo by Marc Doradzilo作家・演出家・振付家・パフォーマー。2003年冨士山アネット(フジヤマアネット)設立。異ジャンルとのコラボレーションを通じ本質を見詰め直す「疑·ジャンル」をテーマに国内外にて活動中。17年ベルリン・Theatertreffen International Forumに招聘、19年台北國際藝術村でのレジデンス制作、20年國家兩廳院(National Theater and Concert Hal,Taipei)IDEA’s LAB.参加、21年KYOTO CHOREOGRAPHY AWARDファイナリスト、22年ELECTRICJAPAN2022(The Coronet Theatre/LONDON)招聘、23年『白夜行』『人間失格』にて北京・天橋音楽劇年度盛典にて優秀演出賞・優秀振付賞他、作品が多数受賞。近年の演出·振付作品として『死刑執行中脱獄進行中』、『歌劇BLACKJACK』の他、国内でのミュージカル演出·振付作品として『ピーター・パン』、『ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド』。中国では染空間ミュージカル『白夜行』『人間失格』が現在も全国ツアー継続中。振付家としてフジファブリック、bonobos、EGO-WRAPPIN’等ミュージシャンへの振付の他、Disney+スターオリジナル『ガンニバル』、映画『イチケイのカラス』、SoftBankのCM等映像作品にも多数参加。国内外の活動を軸に新たなアジアのヴィジョンを更新すべく精力的に活動中。<公演情報>ミュージカル『インファナル・アフェア』演出・振付:長谷川寧脚本:ワン・ヨンボム音楽:ウィリアム・ルソー歌詞:許鈞2024年12月 上海にて世界初演
2024年03月22日豪華ミュージカル俳優陣(安蘭けい、石川禅、浦井健治、加藤和樹、咲妃みゆ、シルビア・グラブ、田代万里生、橋本さとし、濱田めぐみ、森公美子、柚希礼音、吉原光夫)が集結することでも話題となっている、ミュージカル『カム フロム アウェイ』(東京公演:日生劇場3月7日~29日、大阪公演:SkyシアターMBS 4月4日~14日、 愛知公演:愛知県芸術劇場 大ホールにて4月19日~21日、福岡公演:久留米シティプラザ ザ・グランドホール 4月26日~28日、熊本公演:熊本城ホール メインホール 5月3日~4日、群馬公演は高崎芸術劇場 大劇場にて5月11日~12日)。同作は、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件(9.11)で行き場を失った飛行機のうち38機が、カナダのニューファンドランド島にある小さな町・ガンダーに不時着した実話から、人種、国、宗教、すべてを越えて繋がる人と人との心の物語をミュージカル化した。トニー賞、ローレンス・オリヴィエ賞、ニューヨーク・タイムズ紙の批評家賞をはじめ、数々の演劇賞を受賞し、この度日本初演を迎える。今回は、ホリプロ 井川荃芬プロデューサーにインタビュー。ミュージカル上演のプロセス、またキャスト選出についても話を聞いた。○■ミュージカル『カム フロム アウェイ』プロデューサーにインタビュー――まずはこの作品との出会いについて教えてください。どうして日本で上演しようと思ったんですか?私はホリプロに入社してまずはマネージメントの部署に配属されたのですが、その時から舞台が好きで、夏期休暇を使って毎年ブロードウェイに舞台を観に行っていたんです。観劇スケジュールから旅行を組み立てて、マチソワマチソワで「滞在中に12本観ます!」みたいな(笑)。周囲も「井川の夏休みはどうせNYだろう」という感じでした。なので演劇の部署に異動になってからもルーティンとしてブロードウェイに行っていました。『カム フロム アウェイ』も2017年のトニー賞で話題になり前評判の高さも知っていたので、2018年に観に行きましたが、観劇前は「9.11の話」ぐらいの知識で。それなのに、観終わった瞬間に「絶対に日本で上演したい」と思ったんです。やっと取れたチケットが1階席の最後列だったのですが、とにかく舞台上から伝わってきた人のパワーがすごくて。「9.11」という状況の中で、人と人が繋がり、国境も全てを越えてみんなが一緒になって今を生きるということをエネルギーにしていて、しかもたった5日間の中で生まれた絆が10年、20年経ってもつながっている物語に圧倒されました。あとは作品の作りの素晴らしさ。ノンレプリカで上演している国もあるのですが、今回日本ではブロードウェイ版の演出で上演します。キャストの方からも「どうしてレプリカにしたの?」と聞かれたのですが、やっぱり最初に観た演出が何よりも秀逸だったんです。12人で100分を上演する中で100名近くを演じ分け、物語をシンプルに真っすぐ語って伝えてくれている。長年かけて創り上げられ、削ぎ落とされて完成された作品を、ぜひ日本でも上演できたらと思いました。これをそのまま日本語で届けられたら、同じパワーを届けられるんじゃないかなと思って、劇場を出てそのまま上司に「絶対やりたい」とメールしました(笑)。滞在期間中に関係者の方に繋いでもらい、アプローチをスタートしました。リードプロデューサーにすぐアプローチができたのは、本当に運が良かったと思います。いろんなパターンがあるんですけど、やっぱり根幹となる方々とお話をスタートさせていただけたというのはすごく大きくて。当時はこれから世界中に進出していく、というくらいの時期だったので、「ぜひ日本でやりましょう」ということで交渉がスタートしました。○■それぞれ誰が出るかわからない中で集まったキャストたち――その情熱がキャストを集めるに至ったのでしょうか? どういう経緯で集まったんですか?NYで観劇した際に、「もし日本で上演できることになった時にこの役はこの方に演じていただいたらピッタリなのではないか」など妄想キャスティングをしており、それぞれの方に精一杯の思いを伝えました。結果として、この物語を伝える素晴らしいパワーある方々が集まってくださったので本当に感謝しています。そして、日本側のスタッフさん、スタンバイを務める方々(上條駿、栗山絵美、湊陽奈、安福毅)も素晴らしい方に入っていただけることになりました。舞台上で放つ個性が素晴らしいですし、さらには、キャストの方々がただそこで生きてくださっていることで、単純に「いい作品だったね」で終わらない日本版になっていると思っています。――普通は集まることのない方達が集まっているのでは…という印象もあります。先日スタッフさんに「これ、新春コンサートじゃないですよね?」と言われて(笑)。出演する皆さんもお話をさせていただいた時は、誰が出るかわからない中で聞いてくださっていたので、出演を決めてくださったことが本当にありがたいです。――これだけ削ぎ落とされた作品ということで、ミュージカルに“ド派手エンターテインメント”を求める観客からは驚かれるかもしれないと思いますが、いかがですか?削ぎ落とされた演出で伝える本作品をきっと楽しんでいただけると思っています。役者さんがシンプルに舞台上で生きています。ただそれは役者さんにとってはとても怖いことだとも思います。今回は開演したら舞台上ではスタッフが一切手を出せなくて、転換も全て役者自身がやるんですよね。本当に人の力で助け合い、100分間を劇場で一緒に共有する。「こういうミュージカルもあるんだ」ということも感じて頂けると思うので、期待して足を運んでいただけたらすごく嬉しいです。お客様は貴重な時間と費用を使って観に来てくだるので、皆様に満足していただけるものをお届けできるように頑張ります。お一人で来ていただいてもパワーをもらえると思いますし、誰かと一緒に観に来ていただいても観劇後に色んな会話をして頂けると思います。若い世代の方にも、人と繋がることの面白さや楽しさなどを感じてもらえると思います。キャストの方々も「今までで1番大変」と言いながら稽古を毎日行ってくださっています。本当に素晴らしいので、ぜひ一人でも多くの方にこの物語が持つ魅力を届けたいですし、パワーをもらいに来ていただけたらと思います。■井川荃芬プロデューサー2008年、ホリプロ入社。関わった作品に『スクールオブロック』『キングアーサー』『COLOR』『ジェイミー』『メリー・ポピンズ』『ビリー・エリオット』『デスノート THE MUSICAL』『スリル・ミー』など。)
2024年03月07日あらゆるエンターテインメントの中でも、実際に見聞きできる『生』の体験は、格別なもの。ミュージカルやコンサートなど、その場で体感して得る感動は何にも代えがたく、多くの人が会場まで足を運びたいと考えます。ミュージカル『ジョジョ』公演中止に憤りの声2024年2月4日、東宝株式会社がウェブサイトとX(Twitter)アカウントを更新。同月6日から東京都千代田区の帝国劇場で開催を予定していたミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド』を一部中止することを発表しました。理由は「開幕準備に想定以上の時間を要すこととなり、万全の状態で公演をお届けすることが難しいため」とのこと。初日含む4公演が中止になるという開催直前の知らせに、楽しみにしていたファンから、悲しみや憤りの声などが上がりました。※写真はイメージ公演のチケットを買った人の中には、忙しい中でスケジュールを確保したり、遠方から来るために宿泊先を予約したりした人もいたでしょう。天候状況や災害、感染症対策などのやむを得ない理由ではなく、「準備が万全ではない」というだけの説明と突然の払い戻しの知らせに、多くの人がショックを受けたようです。同月6日、これを受けて東宝株式会社は改めて謝罪文を公開しました。2月4日に、弊社ホームページ及びX(旧ツイッター)において急ぎお知らせ致しましたとおり、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド』につきましては、2月6日から8日までの合計4公演を中止させていただきました。この度の公演中止は私ども東宝株式会社の本公演製作における見通しの甘さ、製作体制の不行き届きが招いた結果でございます。ご観劇を楽しみにされていたお客様をはじめすべての関係者の皆様に心より深くお詫び申し上げます。また、公演中止のご案内が公演日の直前となった結果、お客様に多大なご迷惑をおかけ致しましたこと、公演中止に関する当初のご説明に至らない点があり、多くのお客様にご心配、ご迷惑をおかけ致しましたことにつきましても、重ねてお詫び申し上げます。ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッドーより引用また、公演中止に至った経緯とチケット購入者への補償についても説明。チケット購入者には、チケット代金の払い戻しのほか、販売手数料とシステム利用料、そして公演中止発表以前に手配した交通費・宿泊費もしくはキャンセル料金を同社で負担するとしています。本作品については、弊社製作体制のもと、その複雑な演出プランに対応するための確認作業が想定以上に必要となったことなどから、稽古の進行が予定より遅れておりました。帝国劇場における舞台上での稽古開始後も、ぎりぎりまで、予定通りの初日に向けて一同で力を尽くして参りましたが、さらなる修正・見直し等が発生するなどしたことから、進行の遅れを挽回することができず、協議を重ねた結果、スタッフ・キャストの安全確保の観点からも、初日を延期し、上記4公演を中止せざるを得ないという判断に至りました。かかる事態は、全くもってあってはならないことであり、弊社ではその責任を重く受け止めております。ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッドーより引用同社は今回の公演中止に関して「まったくもってあってはならないことであり、その責任を重く受け止める」と伝えています。この件について、公演を楽しみにしていたファンをはじめ、さまざまな人が意見を寄せました。・この対応は当然だと思う。お金は返ってきても、楽しみにしていた気持ちは戻らないからね…。・コロナ禍で公演中止を当たり前にしちゃったけど、制作側の都合で中止をするならこれくらい補償をする覚悟でやってほしい。・主催者側と客、お互いに誠実な関係でありたい。・納得のいく説明だったし、ここまでの対応をする前例を知らないから驚いた。誠実な対応だとは思う。直前での公演中止は、主催者側にとっても苦渋の決断であったはず。しかし、公演を楽しみにしていたファンの心の傷は、簡単に癒すことはできないでしょう。客がルールを守ってチケットを購入したり観劇をしたりするように、主催者側にも平時から誠実な対応が求められるといえます。この件は、演劇好きだけでなく、多くのエンターテインメントのファンが関心を寄せたようです。[文・構成/grape編集部]
2024年02月07日オリジナルミュージカル『のだめカンタービレ』の脚本・演出、翻訳ミュージカル『ファースト・デート』『High Fidelity』の訳詞・翻訳・演出、翻訳ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の演出スーパーバイザー、『トッツィー』の演出補、『エブリ・ブリリアント・シング』の翻訳・演出、『カウントダウンミュージカルコンサート2023-2024』の構成・演出……。ここ1年の活動を取り出しただけでも目覚ましい活躍ぶりが分かる演出家、上田一豪が作・演出を務めるオリジナルミュージカル『Play a Life』が、本日2月7日(水)に東京・博品館劇場で幕を開ける。上田の主宰する劇団「Tip Tap」にて、2015年の初演以来繰り返し再演され、2023年にはテレビドラマ化もされた、劇団の代表作とも言える作品だ。上田一豪登場人物は、高校で非常勤講師を務める夫、元小学校教師の妻、夫が指導することになる教育実習生の3人だけ。夫婦はロビン・ウィリアムズ主演の映画『今を生きる』をきっかけに出会って結婚し、彼女は映画に憧れて教師となり、彼は俳優を志していた。だがいつの間にか妻は教師をやめ、夫は非常勤講師となり、二人の生活の間には一匹の猫。何が夫婦の生活を変えたのか? やはり『今を生きる』が好きだという実習生との関わりのなかで、その理由が少しずつ明かされていく――。出演は、佐藤隆紀(LE VELVETS)・平川めぐみ・屋比久知奈の「白猫チーム」と、相葉裕樹・松原凜子・豊原江理佳の「黒猫チーム」の2チーム制。平川は初演の実習生役から妻役への転身、ほかのメンバーは今回が初参加となる。1月に行われた稽古場取材会では、「黒猫チーム」が小澤時史作曲による美しいナンバーを披露した上で、「『生きる』というテーマは日常の中で考えることが少なくなっていると思いますが、この作品を観てそれを感じてもらえたら」(相葉)、「夫役の相葉さんと長年連れ添った夫婦の落ち着いた空気を出すことが重要」(松原)、「この作品との出会いが生きることに向き合うきっかけになれば」(豊原)とそれぞれにコメント。歌唱力にも演技力にも定評のある面々が織りなすドラマに期待が高まる。文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『Play a Life』作・演出:上田一豪作曲:小澤時史【キャスト】白猫=佐藤隆紀(LE VELVETS)、平川めぐみ、屋比久知奈黒猫=相葉裕樹、松原凜子、豊原江理佳2024年2月7日(水)~2月12日(月・休)会場:東京・博品館劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年02月07日撮影:鈴木健太 (C)プロジェクトラブライブ!スクールアイドルミュージカルラブライブ!シリーズのミュージカル作品『スクールアイドルミュージカル』の2024年公演が、2024年1月11日(木) に東京・THEATER MILANO-Zaで開幕した。本作は対立するふたつの伝統校を舞台に、アイドル活動を通して出会う10人の少女たちの夢への想いと変化を30曲以上の書き下ろし楽曲とともに描く、完全オリジナルストーリーの青春学園ミュージカル。2022年12月に東京、2023年1月に大阪で初演され、その後2023年8月に東京で上演された追加公演でも多くの評価を得て、今回の再演が決定した。さらなる可能性を広げるため、新たにWキャスト制度を採用した本公演の魅力を、公演前に行われたゲネプロの模様と合わせてレポートする。物語は、兵庫の進学校・椿咲花女子高校の理事長の娘で母親の期待に応えるために勉強を頑張りつつも密かにアイドルを応援している椿ルリカ(堀内まり菜)と、大阪の人気校・滝桜女学院の理事長の娘であり、芸能コース選抜アイドル部でセンターを務めながらも、まわりのプレッシャーから自分のやりたいことがわからなくなった滝沢アンズ(関根優那)の出会いが最初の大きな鍵となる。今回で3度目の公演ということもあり、初演から出演するオリジナルキャストたちの役への理解度がより深まったのか、芝居もさらなる進化が感じられた。特に本公演初日の出演キャストで行ったゲネプロでは、ルリカの椿咲花の仲良しメンバーたち、皇ユズハ(浅井七海)、北条ユキノ(杏ジュリア)、天草ヒカル(小山璃奈)、三笠マーヤ(佐藤美波)の4人も全員オリジナルキャストだからか、仲間同士でシンクロするような動きが見られたりと、これまで以上に仲の良い女子高生の雰囲気が見て取れた。ルリカがやりたいことを見つけ、みんなで夢中になっていくシーンでは、よりダイレクトに5人の楽しさが伝わってくる。コミカルなシーンもさらにのびのびとした表現になったことで、それぞれが演じるメンバーの愛らしさや魅力がアップしていた。新キャストが多い滝桜女学院メンバーのシーンでは、新キャストによる芝居のアプローチの変化を受けてオリジナルキャストの芝居も変化したのか、新たな発見があったシーンがいくつもあった。11日出演キャストのゲネプロのなかでは、新キャストの西田有愛が演じる来栖トアは、これまで以上にアンズへの憧れを感じさせ、第一幕序盤のアンズとのかけあいも先輩・後輩の絆が増しているように思えた。西田ひらりが演じるサヤカは爽やかな笑顔が印象的で、第二幕序盤の若槻ミスズ(西葉瑞希)や鈴賀レナ(三田美吹)と話すシーンでは、同級生同士ならではの気さくさが過去の公演よりも感じ取れた。その一方で、演者が変わっても、同じ人物を演じているからこそ変わらない魅力が見つけられることも。異なるキャストが演じることで、ルリカたち登場人物の個性がより浮き彫りになる印象を受けた。また、1月19日(金) までの本公演では、ペンライトやうちわを持ってメンバーたちのライブが楽しめる、恒例のカーテンコールスペシャルステージを実施。さらに公演最後の2日間、1月20日(土) と21日(日) は、スペシャルステージを拡大し、新規書き下ろし楽曲も披露される特別公演『文化祭&後夜祭スペシャル公演』の上演も行われる。■椿ルリカ役:堀内まり菜 コメントいよいよ初日を迎えます!一人ひとりのキャスト、関わってくださっている全員の力が合わさって、スクールアイドルミュージカルの世界がより鮮やかに進化したのを実感しています。初日から千秋楽まで、様々な組み合わせによる公演で、まさに一期一会の空間が生まれると思います。観に来てくださる皆様に、最高に幸せな時間をお届けできますように。観に行こうか迷っているという方も、ぜひ会いに来てください!“いま”の瞬間を一緒に過ごしましょう!■滝沢アンズ役:関根優那 コメント皆さんからの熱い応援をいただき、またスクミュの世界をお届けすることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。そして、キラキラした夢のつまった特別な時間を皆さんともう一度過ごせることが本当に嬉しいです!さらにパワーアップした姿と、よりスクミュの世界を好きになっていただけるよう、みんなと、アンズちゃんと共に精一杯頑張ります。私たちの想いを、劇場で直接受け取ってください!撮影:鈴木健太<公演情報>THEATERMILANO-Zaオープニングシリーズ『スクールアイドルミュージカル』原作:矢立肇原案:公野櫻子脚本 / 演出 / 振付:岸本功喜作曲 / 編曲 / 音楽監督 / 歌唱指導:小島良太【出演】椿ルリカ:堀内まり菜皇ユズハ:浅井七海 / 鈴木まゆり(Wキャスト)北条ユキノ:杏ジュリア / 寺田光(Wキャスト)天草ヒカル:小山璃奈 / 春名真依(Wキャスト)三笠マーヤ:佐藤美波 / 松澤可苑(Wキャスト)滝沢アンズ:関根優那若槻ミスズ:西葉瑞希 / 南野巴那(Wキャスト)来栖トア:黒木美佑 / 西田有愛(Wキャスト)鈴賀レナ:三田美吹 / 加藤夕夏(Wキャスト)晴風サヤカ:西田ひらり / 山本愛梨(Wキャスト)椿 マドカ:蒼乃夕妃滝沢キョウカ:岡村さやか金子楓 / 藤本くるみ / 古沢朋恵 / 森田佳花 / 森本さくら / 森本めい / 渡辺七海 / 渡来美友【公演日程】2024年1月11日(木)~21日(日) 東京・THEATER MILANO-Zaチケット情報:()公式サイト:プロジェクトラブライブ!スクールアイドルミュージカル
2024年01月11日『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』が、2023年12月31日、東京国際フォーラム ホールAにて開催された。甲斐翔真、木下晴香、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈、そして海宝直人の9名の次世代を担うミュージカルスターが、ともに年越しを過ごそうと集まった5000人の観客を魅了。新しい年の幕開けを、華やかに盛り上げた。最初のオーバーチュアで演奏されたのは耳馴染みのある楽曲ばかり。早速心が弾んでくる。続いて聴こえてきたのは、『レ・ミゼラブル』の「One Day More」だ。ひとりずつ登場しながら歌い、どんどん声を重ねていく様がワクワクさせる。楽曲の力強さも相まって、一気に会場の熱が上がった。今回の構成・演出を担ったのは、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』『グリース』『ネクスト・トゥ・ノーマル』など、数多くの作品を手掛けている上田一豪。音楽監督を、井上芳雄などのアーティストに支持されている大貫祐一郎が務め、クリエイティブ陣も冒頭から手腕を見せた。全員がステージに揃ったところで、海宝がMCの口火を切る。「唯一の昭和生まれの自分が最初にしゃべるというお達しがあったので」と笑わせながらしっかり挨拶するも、「次の時代を担う若手スターというのがこのコンサートの主旨なので宏規くんに回していただこうと思います」とすぐに三浦にバトンタッチ。三浦が仕切って思い思いの自己紹介が始まった。しかし、カウントダウンに合わせなければならないためにタイムキープが厳しく、しゃべりすぎると大貫がピアノで合図。平間が「(0時を)超えちゃってもいいよね〜」と呟くなど、和気あいあいの空気が伝わってくる。このあとも曲の合間にMCが入り、今回が初共演の二人組でのトークもあったが、甲斐が木下に「どういう人なんですか」と聞いたり、森崎がsaraの苗字を聞き出してしまったり、笑いが絶えなかった。なかでも三浦の、「小学生のときに毎朝、『さぁ今日も俺の輝かしい人生が始まる』と言って学校へ行っていた」というエピソードには会場中が爆笑。歌はもちろんだが、MCから透けて見えるそれぞれの素顔も、観客は大いに楽しんだ。さて、MCのあとは、デュエットやソロで様々な楽曲を披露し、8名のダンサーたちが各曲の世界観を創り上げていく。それぞれが出演した作品からの楽曲では、東が『ジャージー・ボーイズ』の「Oh What a Night」を、甲斐が『デスノート THE MUSICAL』の「デスノート」を、三浦が屋比久とともに『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』の「Suddenly Seymour」を、『ピピン』の「Corner of the Sky」を森崎が歌い、『ロミオ&ジュリエット』の「Aimer」を、21年に出演した甲斐と17年・19年に出演した木下が、主演作『赤と黒』より「赤と黒」を三浦が熱唱。『RENT』の「I’ll Cover You」では、平間が演じたエンジェル役を彷彿とさせるパフォーマンスを東と見せた。『モーツァルト!』の「ダンスはやめられない」を歌った木下、『ミス・サイゴン』の「命をあげよう」を歌った屋比久、『In the Heights』の「In the Heights」を歌った平間も役を思い起こさせる。海宝と木下の『アナスタシア』「In a Crowd of Thousands」はセリフもあり。『ネクスト・トゥ・ノーマル』の「I’m Alive」はダブルキャストだった海宝と甲斐で。『ヘアスプレー』の「You Can’t Stop the Beat」を三浦と平間が踊りまくり、海宝が『ノートルダムの鐘』の「Out There」をたっぷり聴かせた。本公演だけのスペシャルコラボとなったのは、saraの『CHICAGO』(All That Jazz)、森崎とsaraの『塔の上のラプンツェル』(輝く未来)、木下と屋比久の『Wicked』(あなたを忘れない)。そして、全員で歌った『RENT』の名曲「Seasons of Love」は、その歌声の豊かさが沁み入った。圧巻は2023年に上演された作品のメドレーだ。甲斐・木下・sara・屋比久による「Lady Marmalade」を皮切りに、『SPY×FAMILY』(森崎)『キングアーサー』(平間・屋比久)『エリザベート』(甲斐)『ザ・ビューティフル・ゲーム』(木下・東)『ドリームガールズ』(木下・sara・屋比久)『ジェーン・エア』(屋比久)『ザ・ミュージック・マン』(東)『ファインディング・ネバーランド』(森崎)『ラグタイム』(東・屋比久)『スクール・オブ・ロック』(甲斐)『のだめカンタービレ』(三浦)『クレイジー・フォー・ユー』(sara・平間)まで走り抜け、全員揃ったところでカウントダウンが始まり、0時とともに「ハッピーニューイヤー」の声が響く。まさしく2023年に楽しんだミュージカルを振り返りながら新しい年を迎えることができるとは。出演者にも観客にも、貴重な機会となったに違いない。フィナーレで『Rock of Ages』から「Don’t Stop Believin’」が歌われてさらに盛り上がったあと、アンコールで『コーラスライン』の「愛した日々に悔いはない」が披露された。その歌詞が、ここに集った、ミュージカルを、舞台を愛する者たちの思いに重なっていく。この次世代のスターたちがいれば、これからもきっと良き作品に出会えるはず。そんな期待を募らせながら幕は閉じた。レポート=大内弓子写真=福岡諒祠(株式会社 GEKKO)
2024年01月09日ヒット曲『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』『サクラ色』などで知られ、2014年より日本での活動休止していた、歌手のアンジェラ・アキさん。2023年11月22日に、日本での活動を再開することを発表しました。アンジェラ・アキ、10年ぶりに日本再始動!アンジェラ・アキさんは、2024年5月から日本全国で上演されるミュージカル作品『この世界の片隅に』の音楽を担当。全面的に音楽を手掛けたこの作品の発表に合わせて、日本での活動再開を発表することになりました。同年2月7日には、ミュージカルのために書き下ろし、自らリアレンジと歌唱をした楽曲『この世界のあちこちに』を配信リリースすることも決定。日本でのリリースは、2014年3月にリリースしたベスト盤『TAPESTRY OF SONGS -THE BEST OF ANGELA AKI』以来で、新曲としては2013年7月リリースのシングル『夢の終わり 愛の始まり』以来、約10年ぶりとなります。約10年ぶりの日本での再始動に関して、アンジェラ・アキさんは以下のようにコメントしました。この度、『この世界の片隅で』ミュージカルに音楽担当として参加させて頂く事になりました。ミュージカルの音楽作家になりたくて、10年前にアメリカの音楽大学に入学し、作曲を学び直しました。その学びの体験を経て、この素晴らしい作品に巡り会えた事を心から光栄に思っています。そして、この作品の発表をもって日本での活動を再開させて頂きます。シンガー・ソングライターとして曲を書くことと、ミュージカル音楽作家として曲を書くこと。その一番大きな違いは、視点です。シンガー・ソングライターとして曲を作るときは私の個人的な視点で書きますが、ミュージカルの場合はキャラクターの視点。そのキャラクターがどの場面で何を感じているのか、その視点になって、言葉ではなくまず音で考えてみる。そのときにどんな音が鳴っているのが正しいのかを探していく。難しいことではあったけれど、ものすごくやりがいを感じている自分がいました。ミュージカルは総合芸術。関わる全員が答えを探し、何度も書き直したりしながら一緒に作品を作り上げる。この喜び、この経験は、一回やって“楽しかったな”で終われるようなものではありません。私は日本語にこだわりながら、ミュージカル音楽を一生作り続けていきたい。そう思っています。アンジェラ・アキさんは、ミュージカル音楽作家になりたくて、アメリカの音楽大学で作曲を学び直していたとのこと。「日本語にこだわりながら、ミュージカル音楽を一生作り続けていきたい」という言葉からは、本人の強い意志を感じますね。ネットでは、アンジェラ・アキさんの日本再始動について、ファンからは歓喜の声が上がっています。・おかえりなさい。ずっと待っていました!・また日本で活躍してくれるなんて、本当に嬉しい!いつもアンジーの曲に支えられています。ライブがあったら行きたいな。・やったー!日本での活動、心から楽しみにしています。10年間アメリカで生活をしながら、さまざまな角度で音楽と向かい合ってきたというアンジェラ・アキさん。今後、パワーアップしたアンジェラ・アキさんが、素敵な音楽を届けてくれることを楽しみにしたいですね![文・構成/grape編集部]
2023年11月22日2023年10月17日、俳優の上野樹里さんがInstagramを更新。同日現在公演されている、上野さんが主演のミュージカル『のだめカンタービレ』で、俳優の玉木宏さんとの写真を投稿し、話題になっています。『のだめコンビ』の写真に反響上野さんと玉木さんは、2006年にフジテレビ系で連続ドラマ化され、2009~2010年には二部作で映画化された『のだめカンタービレ』で共演した仲。上野さんが野田恵役、玉木さんが千秋真一役でダブル主演を演じた同作品は、原作漫画通りのコメディ感あふれる掛け合いや、2人の恋模様が忠実に再現されていたとあり、大ヒットしました。あれから10年以上の月日が経ち、2023年10月からミュージカルとしてよみがえった『のだめカンタービレ』で、上野さんは再び野田恵役を演じることになったのです。東京公演の折り返しの日である同月16日、昼公演を観賞してくれていたという玉木さんと再会した気持ちを、次のようにつづっています。今日はVIPなゲストが‼️(10/16.マチネ)玉木宏さんです。折り返しの日に元気満タンになりました「よくやってるよ」って。「懐かしくて 思い出して 涙が出たよ」って。差し入れまで、はうん〜ありがとうございマス_juri_art_ーより引用玉木さんに「懐かしくて思い出して涙が出た」という感想をもらったという、上野さん。互いにドラマや映画で共演していた当時を思い出し、こみ上げるものがあったのでしょう。上野さんが公開した写真には、玉木さんはもちろん、『のだめカンタービレ』のドラマと映画で共演した竹中直人さんを含めた、豪華俳優陣が写っていました。「最後の1枚は、『のだめ』からドラマファンの人たちへ、サービスカットです」と、トリミングしたという玉木さんとのツーショットも投稿されています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 上野樹里(@_juri_art_)がシェアした投稿 上野さんと玉木さんの『のだめコンビ』が好きなファンには、たまらないエピソードと写真に、歓喜の声が上がりました。・のだめと千秋先輩のコンビに、キュンとした!最高です!・大好きな2人…鼻血が出ちゃう!素敵なツーショット、ありがとうございます!・久々に、上野さんと玉木さんが並んでいる姿に涙があふれました。この写真は嬉しすぎるよ~!上野さんは、玉木さんもとい『千秋先輩』の応援を胸に、『のだめカンタービレ』のミュージカルを走り切ることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年10月17日2006~2008年に放送され大ヒットとなった、漫画が原作のドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)。俳優の上野樹里さんが、落ちこぼれながら天才的なピアノの才能を持つ音大生・野田恵(通称:のだめ)を、同じく俳優の玉木宏さんが指揮者を目指す千秋真一を演じました。未だに、「上野さんといえば、『のだめカンタービレ』」という印象をもっている人も少なくないでしょう。放送から13年が経過した2023年3月22日、『のだめカンタービレ』ファンにとって嬉しいニュースが発表されました。2023年10月に、ミュージカル『のだめカンタービレ』で、主人公であるのだめを、上野さんが演じるそうです!初めてミュージカルに挑む上野さんは、意気込みをこのように語っています。初ミュージカル化の今公演が初舞台となる上野は「歌いあげるというより、お芝居の延長線上で、のだめがカンタービレすると、どんな風に歌うのっていうのがおもしろいと思って」と出演の決め手を説明。大学時代の設定に「舞台ってリアルな年齢じゃなくても見せられることも挑戦」と力を込めた。サンケイスポーツーより引用また、ミュージカル『のだめカンタービレ』で、千秋役は玉木宏さんではなく、俳優の三浦宏規さんが演じます。三浦さんは、舞台『千と千尋の神隠し』でハク役を務めていました。ミュージカル『のだめカンタービレ』で千秋役を演じることについて、三浦さんは「大好きな作品。上野さんがのだめ役で嬉しい」と語った一方、「怖いです、正直。『玉木さんじゃないんかい』っていわれそう」とコメントしています。13年ぶりに、上野さんがのだめ演じるというニュースに、ファンからは喜びの声が上がりました。・上野さんといえば、のだめのイメージがいまだにある!ハマり役といっても過言ではないよね。めちゃくちゃ楽しみです。・『上野樹里が演じるのだめ』を生で観られるなんて…!絶対に観に行きます!千秋が玉木さんじゃないのはちょっと残念だけど、三浦さんなら安心して観られそう。・のだめを演じることができるのは上野さんしかいない。ぜひ、これを機に、また特別ドラマも制作してほしいです。・上野さんが演じるのだめを、新しい形でまた観られることが嬉しい。素晴らしい舞台になることを祈っています。上野さんと三浦さんは、ミュージカル『のだめカンタービレ』で、多くのファンの期待に応える演技を見せてくれるでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年03月22日ロンドンで喝采を浴びたミュージカル『トゥモロー・モーニング』より、“ミュージカル界の帝王”ラミン・カリムルーのスペシャルインタビュー映像がシネマカフェに到着した。結婚前夜と離婚前夜、ふたつの時間が交差し、ロンドンで夢を生きる男女の愛と人生を、耳に残るメロディーと美しい歌声で描く本作。ミュージカル「オペラ座の怪人」で史上最年少の28歳で主役のファントム役に大抜擢され、「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン役でブロードウェイ・デビューを果たし数々の賞を受賞、日本にも公演で複数回来日しているラミンが本作で演じるのは、小説家を夢見ながらも、結婚後10年が経ち、コピーライターとして活躍する主人公ビル。インタビューでラミンは「私の役、ビルとウィルは、10年の年を経た同じ人間だ。ウィルは若い方で、小説家になりたいと思っている。将来に希望を抱く青年だ。ビルは、失敗や妥協なども経験してきた。アーティストとしての成功を求め、夢をあきらめた。それが人間性に影響を及ぼしている。そして周囲の人との人間関係にも。ざっくり言うとそれがウィルとビルだ」と役柄について説明。本作の注目の音楽について、「新曲がたくさんあった。歌詞を大切にした曲だ。ローレンス(ローレンス・マーク・ワイス)とスタジオで収録したのは楽しかった。新人のころは、スタジオ収録は嫌いだった。ライブの方が好きだった。今はむしろスタジオの方がいい。色々試したりできるしね。スタジオだとローレンスみたいにコラボしてくれる仲間がいる。新しいことを模索するのは本当に楽しいよ」とふり返り、「全曲に思い入れがある」「『アイ・ユーストゥ・ドリーム・オブ・ユー』はすばらしい」と明かす。そして、大の日本好きだというラミン。「心底、近い大事な国だ。こんなに長い間訪れてないのは初めてだ。以前は年に2、3回は公演やライブで行っていた。日本は美しい。でも、仕事での滞在だからいつも駆け足なんだ」と話し、「次に行くときには、仕事後に数週間滞在をしてもっと知りたい。すでに東京も大阪も地元みたいだ。近所のスーパーやジムにも行く。観光客ではなく住んでる感覚なのはうれしい。だが観光もしたいね。南の島とかに行ってみたい。3つくらいの公演を企画して1年間いるのもいいな」とコメント。また日本のファンへ「応援ありがとう。ブロードウェイの『ファニー・ガール』も応援してもらった。プロレスリング・ミュージカル『ザ・ラスト・マッチ』もあなたたちのサポートには感謝してる」とメッセージも寄せている。『トゥモロー・モーニング』はYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:トゥモロー・モーニング 2022年12月16日よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国公開©Tomorrow Morning UK Ltd. and Visualize Films Ltd.
2022年12月20日開幕を11月19日(土) に控えた、屋良朝幸主演オリジナルミュージカル『りんご』の公開稽古がオンラインで開催された。披露されたのは作品の冒頭部分、3つのナンバーを含む15分程度。主演・木村秋則役の屋良朝幸とその妻・木村ミチコ役の梅田彩佳によるしっとりと聴かせるナンバーや、秋則の兄・ハルヒコ役のMicro(Def Tech)による軽快なラップ、ミュージカルらしいラインダンスなど、多彩な楽曲やダンスに加えてテンポの良いコミカルな掛け合いも混ざり、自然と笑顔が込みあがるシーンが公開された。公開稽古の後には、屋良、梅田、Microによる取材会も行われ、オリジナルミュージカル『りんご』の魅力について、屋良は「木村秋則さんの人生を描く物語ですが、これからの地球にとって大切なメッセージを“サラッと”描いています。なぜ“サラッと”かというと、エンターテインメント要素がとても強い中でも“サラッと”いいこと言ってるんです。これからの人類のために知らなければいけないことを押し付けるわけではなく、エンターテインメントだからこそ楽しく魅せることができて、地球のために何ができるか・次の世代にどのように伝えていけばいいかということが込められているところが、オリジナルミュージカル『りんご』の魅力です。」と語った。屋良朝幸梅田は、「おもちゃ箱がどんどん開いていくみたいに物語が次々へ進んでいって、最終的には感動しているというミュージカルになっています。」とワクワク感を表現し、Microは「様々な音楽に歌を乗せていくことができるミュージカルだからこそ伝えられることがあるので、それに乗せて想いを伝えていくことが今回の使命だと感じています。一回じゃ見きれないと思う! 内容も2度、3度と見て深まっていきます。何度もぜひ見てください!」と熱く語った。梅田彩佳見どころについて問われると屋良は「音楽の幅が幅広い。ラップやカントリー調など、こんな幅広い音楽のジャンルを使うミュージカルは見たことないし、ミュージカルというカテゴリーをぶち壊していると思う。」と新たな挑戦を披露することを心待ちにしている様子。そんな屋良座長率いるカンパニーの雰囲気について梅田は「こんなに笑いが絶えない稽古場は初めてです。屋良さんが舞台裏の様子を撮影して自らナレーションを入れたり編集してくれていて、HPなどに上がっているので、この仲のいい雰囲気が伝わればいいなと思います。」と笑顔で話した。Microも「自分は音楽の畑でやってきたので舞台の現場は慣れ親しんでいませんでしたが、垣根を取っ払って、みんなによくしていただいています。感謝しかないです。」と話し、インタビュー中も終始リラックスした雰囲気で、笑いが起こる場面があるなど、和気藹々としていた。Micro(Def Tech)最後に、屋良は「次の世代に残していけるものはなんだろう? と考えさせられる作品になっています。それをエンタメとして昇華させることで、お客様が観終わった後に身近でできることを考える一つのきっかけになれば。」と取材会を締めた。オリジナルミュージカル『りんご』は、誰も知らない答えを探して“りんご”に人生の全てを賭けた男と、その家族の実話をもとにした物語。出演者には、屋良、梅田、Microのほか、細貝圭、林アキラ、上川一哉、加藤良輔、川原一馬、斎藤准一郎、白木原しのぶ、大倉杏菜、岸祐二、吉沢梨絵、そして、松澤一之ら実力派が名を連ねる。11月19日(土)から12月7日(水) まで東京・自由劇場にて上演される。<公演情報>オリジナルミュージカル『りんご』2022年11月19日(土)~12月7日(水) 全24回公演会場:東京・自由劇場監修:木村秋則演出:荻田浩一脚本:青木豪音楽:奥村健介【出演】屋良朝幸梅田彩佳 / Micro(Def Tech)細貝 圭 / 林アキラ / 上川一哉加藤良輔 / 川原一馬 / 斎藤准一郎 / 白木原しのぶ / 大倉杏菜岸祐二 / 吉沢梨絵 / 松澤一之【チケット料金】全席指定:9,500円 ※未就学児入場不可チケットはこちら:問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)公演HP:
2022年11月11日俳優・アーティストのエージェント事業を手掛ける、アーティストエージェント リンクスは、公益財団法人江東区文化コミュニティ財団 江東区豊洲文化センターとの共催で12月10日(土)~11日(日)の2日間、豊洲シビックセンターホールにて、「Happyクリスマス☆ミュージカルコンサート2022」を上演します。子供から大人まで楽しめるミュージカルミュージカルは好きだけど、小さなお子様がいらっしゃるので劇場から足が遠のいてしまうという方。お子様の観劇デビューを控えていらっしゃる方。折角ならお子様の心に残るようなコンサートを観せたい方。そして何より、ミュージカルが大好きなミュージカルファンの方。様々な方々に喜んで頂きたいという欲張りな発想で企画されたクリスマスコンサート。今年で3回目を迎えることになりました。今回もそんなわがままな願いを叶えてくれる、素晴らしい実力派俳優の皆様にお集まりいただけることになりました。クリスマスソングはもちろん、子供も知っている歌やミュージカルナンバーをたくさん歌っていただき、子供から大人までクリスマスへの準備が楽しくなる歌声を堪能ください。構成・演出・ステージング・出演を務めるのは、ミュージカル『レ・ミゼラブル』でガブローシュ役、アンジョルラス役、マリウス役とキャリアとともに3役を務め、『ミス・サイゴン』クリス役、『マリー・アントワネット』ルイ16世役の原田優一。既に30年のキャリアを持ち、近年では『KAKAI歌会』シリーズ、オフブロードウェイミュージカル『bare』、明治座での『麒麟にの・る』等で演出を務めています。音楽監督・バンドマスターは数々のミュージカルのアレンジやバンドマスターを務める松本俊行が、ピアノ、ギター、ベース、サックスのバンドを率いて生演奏でお届けします。出演は、劇団四季在団中は『美女と野獣』『ウエストサイド物語』等、多くの作品で主演を務め、退団後、13年新演出版『レ・ミゼラブル』ジャン・バルジャン/ジャベールの2役を、15年より現在に至るまでジャン・バルジャン役を演じ人気を博し、数々の作品で活躍する福井晶一。『美女と野獣』ベル役、『ムーラン』ムーラン役でディズニーミュージカル映画の日本語吹替版でヒロインを務め、『ミス・サイゴン』日本初演で主人公キム役を演じ、最近ではTBSで放送中の人気番組『モニタリング』の人気企画「透明カラオケボックス」で美声を響かせて話題となっている伊東えり。シンガーとして、女優として活動の幅を広げる秋野紗良。ミュージカル『bare』『ひめゆり』等数々のミュージカル作品に出演する井坂茜。是非ご期待ください!【公演概要】2022年12月10日(土)13:30開場14:00開演/17:30開場18:00開演12月11日(日)12:30開場13:00開演/16:30開場17:00開演会場:豊洲シビックセンターホール(東京都江東区)構成・演出・ステージング:原田優一編曲:松本俊行出演:福井晶一、伊東えり、秋野紗良、井坂茜、原田優一演奏:松本俊行(pf)、棚橋俊幸(ba)、山本貴仁(Dr)、吉本章弘(woodwinds)チケット:全席指定7,000円(税込)製作協力:藤田香織制作:柴田幸枝プロデューサー:坂紀史共催:公益財団法人江東区文化コミュニティ財団江東区豊洲文化センター企画・製作・主催:アーティストエージェント リンクス(画像はプレスリリースより)【参考】※公演公式サイト
2022年10月13日今年で12周年を迎えた「ラブライブ!」シリーズの初のミュージカル『スクールアイドルミュージカル』が、12月10日(土) から15日(木) まで新国立劇場 中劇場にて、来年1月25日(水) から29日(日) まで梅田芸術劇場メインホールにて上演されることが決定した。「ラブライブ!」シリーズとは、「みんなで叶える物語」をキーワードにオールメディア展開するスクールアイドルプロジェクト。スクールアイドルによるアニメーションPV(DVD&BD)付音楽CDのリリース、雑誌・小説をはじめとした書籍、TVアニメ、スマートフォン向けゲーム、コンシューマーゲーム、トレーディングカードゲームなどのほかに、実際にメンバーを演じるキャストによるライブイベントやラジオ、生配信など様々なメディアを巻き込んだ展開を行っている。『スクールアイドルミュージカル』は、これまでの「ラブライブ!」シリーズ作品のミュージカル化ではなく、完全オリジナルの新作ミュージカルとなっており、本作のために新たに書き下ろされた楽曲と共に10人の少女たちと叶える青春学園ドラマをお届けする。キャストは、全国レベルの学力と伝統を誇る兵庫の名門進学校・椿咲花(つばきさくはな)女子高校の理事長の娘・椿 ルリカ役を堀内まり菜、皇 ユズハ役を浅井七海、北条ユキノ役を杏 ジュリア、天草ヒカル役を小山璃奈、三笠マーヤ役を佐藤美波、そして理事長の椿 マドカ役には、宝塚時代に数々のヒロインに抜擢され、退団後も精力的に活躍する蒼乃夕妃が演じる。そして、芸能コースアイドル部を擁する大阪の人気有名高校・滝桜(たきざくら)女学院の理事長の娘・滝沢アンズ役は関根優那、若槻ミスズ役は西葉瑞希、来栖トア役は星守紗凪、鈴賀レナ役は三田美吹、晴風サヤカ役は青山瑠里が務め、滝桜女学院の理事長・滝沢キョウカ役は2007年『レ・ミゼラブル』で初舞台を踏み近年は2.5次元作品のみならず、『シュレック・ザ・ミュージカル』にも出演した岡村さやかが担当する。■脚本・演出 岸本功喜 コメントこの度ラブライブ!シリーズ初となる舞台化ということで、脚本と演出をさせていただくことになりました岸本です。ラブライブ!の世界はシリーズを通じて普遍的なテーマがしっかりと描かれており、誰もが元気をもらえる物語と魅力的な登場人物で多くの方にずっとずっと愛され続けています。そのような重みのある作品の世界を新たにミュージカルというジャンルで挑戦させていただける事は、僕にとっても光栄かつ非常にエキサイティングな出来事です。劇場という濃密な空間の中で、この新しい物語を皆さまと共有出来る日を今から心待ちにしております。■作曲・編曲 小島良太 コメントスクールアイドルミュージカルの作曲、音楽監督を担当させていただくことになりました小島です。シリーズの明るい世界感やお話の展開のテンポ感などはとてもミュージカル的だと思っておりました。感情をさらにエモーショナルにうったえかけることのできるミュージカルというジャンルで、ラブライブ!スピリットを引き継いだ新しいストーリーの音楽を作れることを非常に楽しみにしております。これまで多くのミュージカルを制作してまいりましたが、今回ポップで痛快なアイドルミュージックのジャンルとの融合は新しいチャレンジになります。物語のサポートをしつつ、音楽自体も楽しめるものにしていきたいと思っております。劇場ならではの臨場感を是非体感してください! お待ちしております。■堀内まり菜 コメント椿 ルリカ役を担当させていただくこととなりました、堀内まり菜です!たくさんの夢と希望に溢れたラブライブ!の世界に携わらせていただける事、大変光栄に思っております。まだまだ未熟者ではありますが、私自身ミュージカルが心の底から大好きなので、観に来て下さる皆さまに最高に煌めいた世界へとお連れできるよう、ルリカちゃんと一緒に誠心誠意臨みたいと思います。どうか見守っていただけたら嬉しいです。これから、よろしくお願いいたします!■浅井七海 コメントこの度 皇 ユズハ役をさせていただくことになりました浅井七海です。大好きな作品の初のミュージカルに出演できることが、はじめは夢のような気分で信じられないくらい嬉しい出来事でした。ラブライブ!シリーズの世界観を、生の舞台だからこそ味わえる空気感としてお届けできるよう楽しみながら精一杯頑張ります。是非、劇場にてお会いしましょう!■杏 ジュリア コメント皆さんはじめまして。北条ユキノ役を演じさせていただきます、杏 ジュリアです。この度、ラブライブ!シリーズとして初のミュージカルに出演させていただくこととなり、たくさんのファンのみなさんに長年愛され続けているこの作品に携わることができ、本当に光栄です。私自身、ラブライブ!のキラキラした世界観がとても大好きで全部観ています。一言で表現するのは難しいですが、団結、絆、情熱、ときめきなどたくさんの青春が詰まったストーリーにいつもとても感動しています。今回はそのラブライブ!の世界観をミュージカルで、生だからこその熱量とともにお届けすることができたらなと思っています。ラブライブ!という作品へのリスペクトを大切に、精一杯全力で挑みますのでどうぞよろしくお願いします。■小山璃奈 コメント天草ヒカル役を務めさせていただきます、小山璃奈です。今回ラブライブ!シリーズ初の舞台化ということで、歴史のある作品の初の舞台化に携わらせて頂ける事、とても嬉しく思います。私にとって夢のひとつでもあったミュージカル。幼い頃から歌って踊ることが好きだったと言うこともあり、今からとても楽しみな気持ちでいっぱいです。楽しみな反面不安な面もありますが、素敵なキャストの皆さん、スタッフの皆さんと共に素敵な作品を作り上げていけるよう、そして皆様に最高の舞台をお届けできるよう、精一杯頑張ります!皆様のご来場お待ちしております!■佐藤美波 コメント三笠マーヤ役の佐藤美波です!小学校の時からずっと大好きで憧れ続けてきたラブライブ!の世界線をマーヤちゃんとして生きられることがとっても幸せです...!初ミュージカル、幕が上がるのがとても楽しみなのと同時に全部がドキドキのド緊張ですが、マーヤちゃんと一緒に沢山成長して皆様に素敵な作品をお届けできるよう頑張ります!よろしくお願いします(* ̈*)♪■関根優那 コメント滝沢アンズとして出演させていただきます、関根優那です!大人気のラブライブ!の新たなシリーズとして、こうして舞台に立たせていただけることが本当に本当に光栄です!ラブライブ!を見て感じた青春、頑張る勇気や、夢を叶える感動を、舞台を通して皆さんにお届けできるように精一杯頑張ります!アンズの葛藤や成長も見届けていただけたら嬉しいです!スクールアイドル、今からとても楽しみです!■西葉瑞希 コメント若槻ミスズ役を演じさせていただきます、西葉瑞希です。世界中から愛されている作品に携わることができ、嬉しさと驚きでいっぱいです。「スクールアイドルミュージカル」として、舞台の上でしっかりと役割を全うさせていただきます。頑張ります!■星守紗凪 コメント皆様、初めまして!『スクールアイドルミュージカル』にて来栖トアを演じさせていただきます、星守紗凪と申します。わたし自身ラブライブ!シリーズが好きで、アプリゲームのスクフェスではイベントの上位にランクインする程やり込んでいたので、出演が決まった時は本当に嬉しかったです...!スクールアイドルたちの学園生活の様子や、夢や想いをそれぞれに抱き葛藤していく熱い青春も、今までとは違う形である“生もの”の舞台だからこそ、同じ空間でリアルに繰り広げられるからこそ、その良さを皆様の全身で感じていただけるようなミュージカルにしたいです!そして、わたしなりにトアちゃんという役柄に愛をもって命を吹き込み、皆様の中にも生きられるよう大切に演じきります!どうぞよろしくお願いいたします!■三田美吹 コメント滝桜女学院の鈴賀レナ役を演じさせていただきます!初めてのことばかりで頭から足先までいろんなものが駆け巡っていますが、大好きなミュージカルに出演させていただけること、何よりご一緒したかった演出家さんと作曲家さんと舞台に携わらせていただけることがとても嬉しいです。たくさん愛され続けているラブライブ!初の舞台化、新シリーズとしてその愛情を受け継いでいけますように...その名に恥じないようレナがレナでいられますように...精一杯頑張らせていただきます。足を運んでくださる皆さんにたくさんの笑顔が溢れる帰り道になるよう、素敵な作品を作り上げてまいります。この作品が皆さんの元気の源でありますように。ぜひ、ご来場ください!■青山瑠里 コメント晴風サヤカ役を演じさせていただきます。青山瑠里です。出演が決まった時、嬉しくて最初は信じられませんでした。私自身、舞台で役をいただくことが今回初めてで、沢山の気持ちが込み上げましたし、ラブライブ!シリーズの世界の一員として舞台に立たせていただけること、本当に光栄で精一杯頑張りたいという気持ちでいっぱいです。きっと私にとってかけがえのない作品になるだろうと確信しています。今回、オリジナルのストーリーということで、舞台上でどのように物語が展開されていくのか、今からワクワクが止まりません!サヤカちゃんとして、皆様にお会いできる日を楽しみに、お稽古に励んで参りますのでよろしくお願いいたします!是非、劇場でお待ちしております!<公演情報>『スクールアイドルミュージカル』原作:矢立肇原案:公野櫻子脚本・演出・振付:岸本功喜作曲・編曲・音楽監督・歌唱指導:小島良太【キャスト】■椿咲花(つばきさくはな)女子高等学校椿 ルリカ:堀内まり菜皇 ユズハ:浅井七海北条ユキノ:杏 ジュリア天草ヒカル:小山璃奈三笠マーヤ:佐藤美波椿 マドカ:蒼乃夕妃■滝桜(たきざくら)女学院高等学校滝沢アンズ:関根優那若槻ミスズ:西葉瑞希来栖トア:星守紗凪鈴賀レナ:三田美吹晴風サヤカ:青山瑠里滝沢キョウカ:岡村さやか■アンサンブルキャスト大原万由子 / 金子 楓 / 鈴木まゆり / 中﨑花音 / 藤本くるみ / 古沢朋恵 / 森本めい / 渡辺菜花【東京公演】2022年12月10日(土)~15日(木) 新国立劇場 中劇場【大阪公演】2023年1月25日(水)~29日(日) 梅田芸術劇場 メインホール【チケット料金】全席指定:10,500円(税込)※未就学児入場不可インフォメーション:公式サイト::
2022年09月26日トライアウト公演が行われる「シュレック・ザ・ミュージカル」のライブ配信が決定した。映画『シュレック』をもとに、2008年にブロードウェイにてミュージカル化され大好評を博した本作が、この夏、日本初上陸。子どもから大人まで夢中になる、魅力を凝縮した笑いっぱなしの90分間となっている。今回ライブ配信されるのは、8月15日(月)18時に上演されるプレビュー公演。アーカイブ配信は予定していないという。さらに、アフタートークショーの開催も決定。15日(月)、21日(日)、26日(金)にプレビュー公演後の感想や、秘蔵トークなどをテーマに繰り広げられる。「シュレック・ザ・ミュージカル」トライアウト公演配信・アフタートーク概要■ライブ配信【配信公演】8/15(月)18:00配信プラットフォーム:ZAIKO販売期間:8/10(水)AM10:00~8/15(月)PM8:00まで視聴チケット料金:3500円(税込)※アーカイブ配信(見逃し配信)は権利の都合上ございません■アフタートーク・8/15(月)18:00テーマ:演出・音楽監督と主演による見どころ/聴きどころ、プレビュー公演後の感想出演:spi、岸本功喜、小島良太(司会:吉田純也)・8/21(日)16:30テーマ:特殊衣装の裏話出演:岡村さやか、須藤香菜、新里宏太、岸本功喜、小島良太(司会:吉田純也)・8/26(金)13:00テーマ:メインキャストによる秘蔵トーク出演:spi、福田えり、泉見洋平(司会:吉田純也)アフタートークのみ参加できるアフタートークチケットも販売発売日:8/10(水)AM10:00~発売所:チケットぴあ料金:500円(税込)「シュレック・ザ・ミュージカル」トライアウト公演は8月15日(月)~28日(日)東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて上演。※15日はプレビュー公演(cinemacafe.net)
2022年08月08日世界的な一大ブームを巻き起こした「ハイスクール・ミュージカル」のドラマシリーズ「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」のシーズン3が、7月27日(水)より「Disney+(ディズニープラス)」にて独占配信開始。その予告編が解禁となった。本作は、オリジナル作品の「ハイスクール・ミュージカル」が撮影されたイースト高校を舞台に、演劇部のメンバーがあの「ハイスクール・ミュージカル」を新作ミュージカルとして企画したところから始まった本シリーズ。シーズン3となる今回の舞台はサマーキャンプ。この夏、「ワイルドキャッツ」が挑むのは、大ヒットディズニー映画『アナと雪の女王』。お馴染みのメンバーが、学校を飛び出して、カリフォルニアのキャンプ場で音楽やダンス、演技でさらなる高みを目指すために練習に励む。大自然の中で、門限もなく、心も体も開放された彼らは、とっておきの“忘れられない夏”を過ごすことに。実力派キャスト陣による、さらにパワーアップした圧巻のパフォーマンスも披露される。オリジナルの「ハイスクール・ミュージカル」をはじめ、『アナと雪の女王』や『キャンプ・ロック』などの楽曲パフォーマンスは必見!今回解禁となった予告編映像では、「ワイルドキャッツ」のメンバーが歌やダンス、そして全米でも大人気のカープール・カラオケを披露する、キュートでエネルギッシュな姿が映されている。友情や恋愛、新たな出会いなど、盛りだくさんの夏休みを過ごす様子はまさに青春そのもの。キャストには、シーズン1、2に引き続き、グラミー受賞シンガーでもあるオリヴィア・ロドリゴ(ニニ役)ほか、ジョシュア・バセット(リッキー役)、ソフィア・ワイリー(ジーナ役)、マット・コーネット(EJ役)などが続投。そして、今シーズンでは、キャンプのゲストコーチ役として、オリジナルの「ハイスクール・ミュージカル」でチャド役を演じていたコービン・ブルーが本人役で登場する。さらに、「ゾンビーズ」シリーズに出演し、一気にディズニーの次世代スターの仲間入りを果たしたメグ・ドネリーや、「モダン・ファミリー」ミッチェル役でもお馴染みで、トニー賞受賞歴もあるジェシー・タイラー・ファーガソン、アメリカのティーンに絶大な人気を誇るインフルエンサー兼ダンサーで歌手のジョジョ・シワ、「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」で主人公の兄役を演じていたジェイソン・アールズなど、豪華ゲストが続々登場する。また、ディズニープラスでは、オリジナル作品からキャストを一新し、現代の高校生たちが「ハイスクール・ミュージカル」の舞台を上演するまでの物語を描いたシーズン1と、春のミュージカル公演で披露する『美女と野獣』や最も優れた演劇部に贈られる“アラン・メンケン賞”を目指すまでの熱いドラマや成長していく登場人物たちの姿を描いたシーズン2も配信中。なお、シーズン3本編配信に先駆けて、ディズニー・チャンネル オリジナル・ムービー『キャンプ・ロック2 ファイナル・ジャム』の「It’s On」を本作キャストがカバーした先行トラックも配信中となっている。「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」シーズン3は7月27日(水)よりディズニープラスにて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2022年07月20日日本テレビ『行列のできる相談所』で「ミュージカルSP」が放送されることが決定した。番組では東宝ミュージカルメンバーがゲストとして集結。帝劇7・8月公演『ミス・サイゴン』からは市村正親と昆夏美、帝劇6・7月公演『ガイズ&ドールズ』からは浦井健治、シアタークリエ10・11月公演『ファンタスティックス』からは斎藤司が参加する。MCの井上芳雄、10・11月の東急シアターオーブ『キンキー・ブーツ』に出演するソニンも含め、スタジオの過半数をミュージカル勢が占め、バラエティ番組とは思えないムードに包まれた。市村の『ミス・サイゴン』初演での伝説的なエピソードや、同じ『ミス・サイゴン』2008年公演に出演していたソニンを楽屋待ちしていた昆のエピソード、また『レ・ミゼラブル』の厳格なオーディションを見事に勝ち抜いた斎藤の秘話など、ミュージカルスターの苦労話・失敗談が繰り広げられる。またミュージカルを目指す若者たちへ井上がサプライズ激励をする場面や、井上が好きな3曲「ミス・サイゴン」「レ・ミゼラブル」「アラジン」のスペシャルメドレーも披露されるなど、全編がミュージカルの魅力で彩られた回となっている。番組は7月17日21時よりオンエアされる。■市村正親 コメント普通バラエティに出るとすごく緊張するんだけど、芳雄がMCということと、話がミュージカルということでどこをどう押されたってびくともしないね。(井上「いつも僕たちアウェイですもんね。今日は半ばホーム感がありました」)どこを押されても全然平気という感じでした。すごく楽しいものになったと思います!■昆夏美 コメントすごく楽しかったです。地上波でミュージカルやミュージカル俳優の「あるあるネタ」とかが取り上げられています。ミュージカルに特化した時間になっているので楽しみにしていてください!■浦井健治 コメント芳雄さんがMCで、これだけミュージカルのメンバーが集まりました。ミュージカルがどんどん広がっていくきっかけになれば幸せだと思いました!■斎藤司 コメント(ミュージカルスターとして)やっぱりバラエティは緊張しますね!(ボケ)今日は芳雄さんの皆さんへのムチャぶりというか、芳雄さんを褒めさせられて、有難かったし、楽しかったです!(「初共演なのにすみません!」と井上さん)■ソニン コメント『行列のできる相談所』でミュージカルのSPが出来るなんて・・・!芳雄くんがMCをやるという話で、ミュージカル界は沸きましたからね!(ミュージカルSPは)芳雄君のお陰だし、市村さんとミュージカルSPが出来るということも貴重な回だったんじゃないでしょうか。(スタジオで)歌ってもいますのでお楽しみに!■井上芳雄 コメント今回『ミュージカルSP』ということで知っている人がこんなに来てくれて、マジ嬉しかった!やりやすかったです(笑)ミュージカルをあまりご存じのない方もこれを見たら興味を持っていただけるのではないかと思います!<番組情報>日本テレビ『行列のできる相談所』7月17日(日) 21:00~21:54番組公式サイト:
2022年07月14日フルオーケストラ×スタジオミュージシャン×ミュージカルスターによるコンサート『Sound Inn S meets billboard classics「ミュージカルスターズ シンフォニーポップス コンサート」』が、3月27日に東京・中野サンプラザホールで開催されることが決定した。本公演は、オリジナルのセッションをお届けしているBS-TBSで放送中の音楽番組『Sound Inn S』と、シンフォニーとヴォーカリストの組み合わせでこれまで多くの音楽ファンを魅了して来た「billboard classics」がコラボレートした一夜限りのイベント。それぞれの強みが相乗効果となり、新たな“シンフォニーポップス”の世界を創り出す。今回は東京フィルハーモニー交響楽団に日本を代表するスタジオミュージシャンを加えた豪華なサウンドで、小池徹平、佐藤隆紀(LE VELVETS)、愛希れいか、桜井玲香、東啓介といったミュージカルのヴォーカリストたちが映画などの映像作品およびミュージカルの厳選ナンバーを披露する。音楽監督は斎藤ネコが務めており、いずれの楽曲も美しく創造的なアレンジとなる予定だ。チケットは、オフィシャルHP先行受付が3月1日12時よりスタートする。<公演情報>Sound Inn S meets billboard classics『ミュージカルスターズ シンフォニーポップス コンサート』3月27日(日) 東京・中野サンプラザホール開場 17:00 / 開演 18:00【出演】小池徹平 / 佐藤隆紀(LE VELVETS) / 愛希れいか / 桜井玲香 / 東啓介【演奏】東京フィルハーモニー交響楽団 / “Sound Inn S” Special Band【音楽監督・指揮】斎藤ネコ【チケット情報】全席指定:11,000円(税込)※未就学児童入場不可※お1人様1公演につき4枚まで購入可■オフィシャルHP先行受付期間:3月1日(火) 12:00~3月6日(日) 23:59■一般発売:3月13日(日) 10:00~【お問い合わせ】ディスクガレージ・カスタマーセンター:050-5533-0888(平日12:00〜15:00)・webお問い合わせフォーム:
2022年02月25日岡幸二郎ミュージカル・コンサート2021『ベスト・オブ・ミュージカル』が2021年12月10日(金) に大田区民ホール・アプリコ大ホール(東京都大田区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて11月24日(水)より発売開始です。カンフェティで11月24日(水)19:00よりチケット発売開始 公式ホームページ ■曲目《オペラ座の怪人》より「All I Ask of You(A.L ウェバー)」《ウエスト・サイド物語》より「Tonight(L.バーンスタイン)」他※曲目は変更になる場合もございます。予め、ご了承ください。■ 出演者岡幸二郎ゲスト:幸田浩子OKA Special Ensemble岡幸二郎(ミュージカル俳優、プロデューサー)福岡県出身。大学では中国語を専攻。後に劇団四季にシーズンメンバーとして参加。1994年『レ・ミゼラブル』のアンジョルラス役をオーディションで射止め、その華やかな風貌と圧倒的な歌唱力で一躍ミュージカルスターへと躍進した。2003年からは同作品でジャベール役を演じ、17年にわたり『レ・ミゼラブル』に参加した。ミュージカルの他、ストレイトプレイやTV(NHK大河ドラマ『義経』他)、ラジオ、フルオーケストラからライブハウスまでのコンサート、トークショーなども精力的に行う。CDはソロアルバムとして、『Love Collection』『The Prayer』『Best of Musical』をリリース。また、ミス・サイゴンを機に『ミス・サイゴン基金』を立ち上げ、ボランティア活動にも熱を注ぐ。九州大谷短期大学客員教授。幸田 浩子(ソプラノ)東京藝術大学首席卒業。同大学院、文化庁オペラ研修所を経て渡伊。数々の国際コンクールで上位入賞後、ローマ歌劇場、シュトゥットガルト州立劇場等で活躍し、名門ウィーン・フォルクスオーパーと専属契約。帰国後は、新国立劇場『ホフマン物語』『鹿鳴館』、びわ湖ホール『リゴレット』、二期会『魔笛』『ばらの騎士』『清教徒』等多数出演。全国各地でのリサイタル、オーケストラコンサートに加え、NHK-FM「気ままにクラシック」のパーソナリティや、BSフジ「レシピ・アン」でのMC等多彩な活動を展開。2018年にはCDデビュー10周年を記念し「ARIA花から花へ~オペラ・アリア名曲集」を、2020年には「このみち~日本のうたⅡ~」をリリース。第14回五島記念文化賞オペラ新人賞、第38回エクソンモービル音楽賞洋楽部門奨励賞受賞。第3代クルーズアンバサダー(クルーズ振興大使)。2021年11月二期会『こうもり』ロザリンデ、2022年1月びわ湖ホール『竹取物語』かぐや姫で主演予定。二期会会員。■ タイムテーブル2021年12月10日(金)17:30開場18:30開演■ チケット料金全席指定SS席8,500円S席7,500円A席6,000円B席4,500円C席3,000円※未就学児入場不可 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月24日ミュージカル『ジェイミー』が開幕した。本作は、イギリスBBCで放送されたドキュメンタリーをベースにつくられた英国発のミュージカル。ドラァグクイーンに憧れる高校生・ジェイミーの夢に向かって突き進む姿が、多くの観客に爽快な感動をもたらし、2017年の初演以来、今なおロングラン上演が続いている。そんな大ヒット作品がついに日本に初上陸。ジェイミー役に森崎ウィン、髙橋颯(WATWING)の2人を迎え、フレッシュな若手キャストに、安蘭けい、石川 禅ら実力あるベテラン勢が華やかに作品世界を彩っている。今回は、ジェイミー:森崎ウィン、プリティ:田村芽実、ディーン:佐藤流司によるゲネプロをレポートする。ポップミュージックが奏でる、ジェイミーの夢への大冒険左から:森崎ウィン保坂知寿安蘭けい樋口麻美自分らしく生きたい。誰に口出しをされることもなく、誰に嘲笑われることもなく、自分の好きだと思ったものを愛し、自分の信じた道を貫き、自分の夢を叶えたい。そんな当たり前のことが、私たちの生きる世界では、とても難しい。カビの生えた社会規範に、嫉妬まじりの世間の目。いろんなものが手足を縛り、私たちを生きにくくさせている。だからだろう。こんなにもジェイミーを応援したくなるのは。時につまずき、涙を流しながらも、とびきりキュートな笑顔で立ち上がるジェイミーの姿に心が揺り動かされるのは。ジェイミーが暮らすシェフィールドは、労働者たちの街だ。人々を支配する保守的な価値観。職業適性テストで決められる自分の将来。まぶしい夢を見る子どもたちを、教師のミス・ヘッジ(樋口麻美)は「現実を見なさい」とたしなめ、同級生のディーンはジェイミーを「ホモ野郎」と蔑む。左から:小西詠斗太田将熙佐藤流司川原一馬MAOTO左から:安蘭けい保坂知寿狭苦しい灰色の檻の中で、ジェイミーは言う、「自分の生き方をまっとうするのに許可なんていらない」と。お仕着せのタキシードじゃ私じゃない。もっと自分らしい服装でプロムに出たい。16歳のジェイミーの胸に宿ったその夢から物語は一気に動き出す。そんなジェイミーの冒険をきらびやかに飾るのが、音楽だ。ポップスを主体としたキャッチーなメロディが、あなたも一緒に踊ろうよと観客の手を引く。高揚感たっぷりの「誰も知らない」に乗せて繰り出される高校生たちの軽快なステップ。椅子代わりのボックスを使ったムーブに、笑い声まで聴こえてきそうな賑やかなダンスは、まるで手づくりのカーニバルだ。ドレスを着てプロムに出ることを決めたジェイミーに向けてプリティが歌う「スポットライト」も、静かに心を奮い立たせる力強いミディアムナンバー。田村の透明感ある歌声に、軽やかなクラップが溶け込み、まるでジェイミーへのエールのように劇場に響き渡る。ジェイミーの母・マーガレット(安蘭けい)が歌う「我が子」も、母の愛と願いに溢れた極上のバラードだ。オーセンティックなメロディラインに、安蘭けいの力強く伸びやかなヴォーカルが映える。物語的にも、ジェイミーと母にとって大きなターニングポイントとなる大事な場面。悲しみを振り払うような安蘭の歌声に胸を締めつけられることだろう。森崎ウィンが体現する、ジェイミーの強さと脆さジェイミー:森崎ウィンこうした楽曲の良さもさることながら、何より観客を沸かせるのは、キャスト陣の好演だ。ジェイミー役の森崎はいつもより少し高めのトーンで、ジェイミーの愛らしさを演出。森崎自身が内包している太陽のような明るさと月のような翳りが、ジェイミーのキャラクターにうまくマッチしている。マーガレットやプリティの前で見せるパワフルな一面と、ある出来事を境にさらけ出されるジェイミーの脆さの両方を、豊かな感情表現で印象づけてくれた。森崎の小さな顔と長い脚が、ドラァグクイーンに憧れる役どころにぴったり。真っ赤なハイヒールがその脚線美をより際立てている。注目は、ハイヒールを履いた状態で踏むステップの足さばきと腰使い、しなやかな腕のライン。愛すべき新たな主人公が、ここに誕生した。そしてディーン役の佐藤は憎まれ役ながら、終盤でのジェイミーとの関係性につい頬が綻んでしまう。劇中でディーンのバックボーンが詳しく語られることはないが、その屈折した内面をつい観客が想像したくなるのは、佐藤が演じているからこそ。また、厳格な態度でジェイミーを突き放すミス・ヘッジだが、注目してほしいのは彼女の足元。そこに教師としてではない人間としての彼女のキャラクターが見えたとき、思わずいとしさがこみ上げてくる。ジェイミー:森崎ウィンディーン:佐藤流司近年、「多様性と調和」が社会のテーマとなっている。誰も差別しない。誰も排除しない。平等で公平な社会を築いていこう。そう号令をかけるのは、今この社会がまださまざまなアンフェアに満ちているからだ。そんな偏見と迫害が根強く残るこの社会の一員として、本作で特に響いた台詞がある。詳述は避けるが、ある場面で女子生徒たちがお互いのドレスについて「私だったら着ないけど、あなたには似合っている」というようことを話すのだ。きっと、こういうことでいいんじゃないんだろうか。人は、それぞれ違う。性別とか、人種とか、宗教といった大きなことから、好きな色も、お気に入りのバンドも、よく行くショップも、みんな違う。「他の人とは違う」と悩むことや、それを謗ること自体、そもそも奇妙な話なのかもしれない。だって、みんな違うのだから。この世に同じ人なんていない。だから、それを恥じることも、疎むこともない。同じになんてなる必要はない。ただ、尊重すること。私だったら着ないけど、あなたには似合っている。そうやって認め、称えるだけで、たぶん世界はもっと生きやすくなる。もし自分の常識やルールにないものに出くわして、それが自分の見てきた世界や信じてきた正しさを揺るがすもののように思えて、つい攻撃したくなってしまう人がいたら、どうかこんなふうに思ってほしい。それは決してあなたを脅かすものではないのだ、と。理解はできなくてもいいから、受容する。それだけで、きっとあなた自身も楽になる。色とりどりのドレスを眺めながら、そんなことを改めて思い直した。ミュージカル『ジェイミー』は、8月29(日) まで東京建物Brillia HALLにて上演。その後、大阪公演は9月4日(土) から9月12日(日) まで新歌舞伎座にて、愛知公演は9月25日(土) から9月26日(日) まで愛知県芸術劇場 大ホールにて上演される。撮影/田中亜紀取材・文/横川良明ミュージカル『ジェイミー』チケット購入はこちら
2021年08月09日名門進学校を舞台に、ミュージカル部の設立を目指す生徒と教師の奮闘を描いたミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』が、7月2日(金)より東京・日本青年館ホールで上演となる。本作は、劇団四季出身でミュージカル「魔女の宅急便」などを手掛けたことでも知られる岸本功喜が脚本・演出・振付を担当する完全オリジナル作で、同演目を〈team Blue〉〈team Red〉の2チームがそれぞれ上演するというこれまでにない取り組みも話題だ。横山だいすけ、三倉佳奈、福井貴一、野々村真、湖月わたるが演じる個性豊かな教師陣は共通で登場し、〈team Blue〉は、ダンス・ボーカル・グループの『原因は自分にある。』から、武藤潤、杢代和人、大倉空人の3人と、瑛、中谷優心、村上貴亮が出演、〈team Red〉は、私立恵比寿中学の星名美怜、超ときめき♡宣伝部の小泉遥香と杏ジュリア、透明感のある雰囲気で現在売り出し中の河村花、NHK『おとうさんといっしょ』の竹内夢に加えて、前田悠雅が名を連ねる。ミュージカル俳優を夢見る主人公と、ひょんなことから顧問を引き受けることになった熱血教師を軸に、癖のある生徒たちと、創部を反対する校長との対立を経て、ミュージカル部は舞台初日=オープニングナイトを迎えることが出来るのか…。今回は、稽古が佳境に入る前の6月中旬の稽古場を取材した。ミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』稽古より、ミオ先生役の三倉佳奈取材はそれぞれ別の日に行われたが、取り組んでいるシーンはほぼ同じ。生徒6人とアンサンブル・キャストによる歌の稽古がメインで、主人公のマイト/マイを中心に、ミュージカルの上演に向けて、それぞれの生徒の個性を生かして役割を分担し、学校全体を巻き込んでいくという重要なパートだ。■team Blue〈team Blue〉の稽古は、今回ミュージカル初挑戦となる『原因は自分にある。』武藤・杢代・大倉が瑛、中谷、村上の3人と共に、いろいろと試しながら演出の岸本が肉付けをしていく。主人公のマイトをきっかけに進んでいく物語だけに、彼を演じる武藤はマイトをムードメーカーでみんなから愛されるキャラクターへと作り上げている印象だ。一方、マイトを支えるしっかり者の親友・ヒロキを演じる杢代は、自身の役割を理解しながら動きを何度も確認、自分の夢を打ち明けられないオウタ役の大倉は、全体の流れを見ながら的確に意見を出す。妹を溺愛する不良学生のユージに扮する瑛は、場面によりコミカルさを加え、ダンス力抜群という役どころの村上は、劇中で見せるキレのある動きが華やか、計算高い食いしん坊のタロウを演じる中谷は具体的な提案をしながら進めていく。6人のわちゃわちゃした感じを活かしつつ、役者の動きを見ながら振付をしていく岸本は、この稽古を通じて演出の方向性を定めつつあるようだ。また、この日の〈team Blue〉は、校長(湖月わたる)が創部を反対していた理由を語り、熱血教師のテッペイ先生(横山だいすけ)と生徒たちのいる前でとある先生の過去が明かされるという、芝居パートの稽古もあり、シリアスとコミカルを見事に演じ分ける校長役の湖月、横山扮するテッペイ先生の慕う生徒たちとのやりとりも楽しく、全体を通じてどのようなものになるのか、期待が高まる1日となった。ミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』稽古より、テッペイ先生役の横山だいすけ■team Red前述のとおり、場面やキャラクターの設定は同じながら、〈team Red〉の稽古は〈team Blue〉とは異なる輝きを放っていた。主人公のマイを演じる星名が持つ華やかでカリスマ性のある魅力と、まるでライブを行っているかのような力強いパフォーマンスは見る者の視線を釘付けにする。彼女を支える親友のヒロミ役の河村は、ニコニコとしながら場の雰囲気を作り上げ、思いを告げることができないレイコに扮する小泉は、クールで内なるものを秘めているという役どころをとらえつつ、しっかりとリアクションもしていく。妹を溺愛する不良学生ランを演じる前田は、誰よりもパワフルで粋なランを常に意識しながら稽古に挑んでおり、ダンスが上手なエリカ役の杏はしなやかに両手を広げながら、軽快に踊る姿が美しい。それぞれの個性が随所に溢れ、生き生きとしたカンパニーとなっているのだろう。岸本から「6人はクリエイトするほうなので、他の生徒や先生を巻き込んでいく役柄だから」という言葉で、アンサンブルとは異なる動きで引っ張っていこうとそれぞれの表情が変わったのもまた印象的な一幕だった。役者から湧き出るものを演出に落とし込んでいくという岸本が、彼女たちからどんな刺激を受けてこのシーンを仕上げていくのかも注目したい。同じ脚本であっても、キャストが異なれば別のものになる。〈team Blue〉〈team Red〉の違いを楽しむのもこの『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』の魅力の一つだ。ミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』稽古より、校長役の湖月わたる〈オープニングナイト〉に向けて駆け抜けていく大切な場面の稽古で、アンサンブルも含めて登場人物が多いため、実際に出演者の動きを見ながら、岸本が演出と振付のイメージを膨らませていく。目標に向かって一致団結していく生徒役メイン・キャストの6人の姿と、最高の〈オープニングナイト〉を迎えるために奮闘する劇中のキャラクターたちの思いが重なり、圧倒的な熱量を持って取り組んでいる。教師のキャストやアンサンブルは同じながらも、〈team Blue〉〈team Red〉で演出やとらえ方は異なるだろうし、互いに切磋琢磨しながら、素晴らしい〈オープニングナイト〉をそれぞれが迎えることだろう。キャストコメント■横山だいすけコメント日々の稽古の中で沢山の発見があります。生徒役、先生役みんなとにかくアツい! それぞれの想いが交錯する中でオープニングナイトらしい最後を迎える時、全てが繋がる んです!!…と、ついネタバレしそうになるのですが、色んな伏線があるので、どのシーンも見逃さ ないように観てほしいです!先日稽古を観ながら涙してしまうことがありました。それくらい温かくハッピーになれる 舞台です!ぜひ会場でこの温かさに触れてみてください!■三倉佳奈コメント数日遅れで稽古に参加しましたが、初日に見た皆さんの歌とダンスが圧巻で!気合いスイッチが入りました。カンパニー全員でシーンを積み重ね作り上げていく面白さを噛み締め日々稽古しています。ミオ先生はだいすけさん演じるテッペイ先生とのシーンが多いのですが、キュンとしていただけたら。笑2人の空気感や関係性の変化を是非楽しみに観ていただきたいです。ミュージカルの魅力が120%詰まった作品。沢山の皆さんに届きますように!■湖月わたるコメント今、稽古場で何度も目の当たりにしているのが、眩しすぎる瞬間です。生徒も教師も青春ど真ん中!爆発するエネルギー、葛藤、気づき。ミュージカルだからこそ、劇場という特別な空間だからこそ、伝えられるものがあると確信しています!私は厳格な校長として、彼らの前に大きく立ちはだかりたいと思います!私達の熱い思いを込めたメッセージ、是非受け取ってください。劇場で心よりお待ちしております!!公演概要ミュージカル「オープニングナイト」〜桜咲高校ミュージカル部〜●出演者横山 だいすけ三倉 佳奈福井 貴一野々村 真<team Blue>武藤潤(原因は自分にある。)、杢代 和人(原因は自分にある。)、大倉 空人(原因は自分にある。)瑛(あきら)、中谷 優心、村上 貴亮<team Red>星名 美怜(私立恵比寿中学)、河村 花、小泉 遥香(超ときめき♡宣伝部)前田 悠雅(劇団4ドル50セント)、竹内 夢、杏 ジュリア(超ときめき♡宣伝部)渡邉 心結湖月 わたる 他●スタッフ脚本・演出・振付:岸本功喜作曲・音楽監督:小島良太●公式HP: ●公式Twitter: @OpeningNight_m()●日程<teamBlue>2021年7月2日(金)~7月5日(月)全6公演<teamRed>2021年7月8日(木)~7月11日(日)全6公演※未就学児入場不可●会場:日本青年館ホール●主催:ABCテレビ/アークスインターナショナル/ABCフロンティア/サンライズプロモーション東京●お問い合わせ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)●チケット一般発売:6月19日(土)10:00~チケット料金:特典付きチケット 12,000円、一般チケット 9,000円(全席指定)<特典内容>・公式パンフレット・オリジナルトートバッグ・特製クリアファイル・ブロマイドセット(3枚1セット:キャスト衣装グループショット)企画制作:アークスインターナショナル/ABCテレビ本公演は、政府および上演地の都道府県が定める新型コロナウイルス感染対策の方針に従って、公演の準備を行っております。最新の情報は公式サイト にてご確認ください。
2021年06月28日ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、“バレエ”に着想を得た新作腕時計「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」を発売。“音楽が鳴る”ジュエリーウォッチ「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」は、オルゴール、カリヨンを内蔵した“音楽を奏でる”ジュエリーウォッチ。目からも耳からも、魅惑溢れるバレエの世界を楽しめる腕時計だ。文字盤には、実際の舞台の場面を立体的に表現した。細やかな彫刻、エングレービングによって中心に幕をセット。文字盤上部にはダイヤモンドを贅沢にあしらい、シャンデリアや豪華なカーテンを描き出している。また、パリ・オペラ座のトップダンサー“エトワール”へのオマージュとして、星モチーフもあしらわれている。幕が開くと音色が鳴る仕様に舞台の幕が開くとバレリーナが姿を現し、カリヨンとオルゴールの澄んだ音色が奏でられる仕組みになっている。繊細な幕の質感や、可憐なバレリーナの佇まい、優雅に連なるダイヤモンドの輝きなど、精巧な手仕事が光る仕上がりに注目だ。ジョージ・バランシンのバレエ「ジュエルズ」をイメージ全部で3種類展開される「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」は、振付家のジョージ・バランシンが手がけたバレエの演目「ジュエルズ」からインスパイア。1967年に初演された「ジュエルズ」は、ジョージ・バランシンがヴァン クリーフ&アーペルの宝石への情熱に共感したことから生み出された。全3幕から構成される「ジュエルズ」では、それぞれ1つの宝石と1人の作曲家をフィーチャー。第1幕「エメラルド」はガブリエル・フォーレ、第2幕「ルビー」はイーゴリ・ストラヴィンスキー、第3幕「ダイヤモンド」はピョートル・イリイチ・チャイコフスキーという構成になっている。「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」も「ジュエルズ」と同様に、エメラルド、ルビー、ダイヤモンドの3種を用意。カリヨン、オルゴールの音楽も、それぞれの演目に連動した旋律が奏でられる。尚、「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」が構想されたのは10年前。手巻き機械式ムーブメントと、幕が開き音楽の流れる「オンデマンド アニメーション」の開発には7年もの歳月が費やされた。時刻の表示は、メゾンの伝統を受け継いだレトログラード式の時間表示が採用されている。【詳細】ヴァン クリーフ&アーペル「レディ アーペル バレリーナ ミュージカル」種類:全3種・レディ アーペル バレリーナ ミュージカル エメラルド ウォッチ・レディ アーペル バレリーナ ミュージカル ルビー ウォッチ・レディ アーペル バレリーナ ミュージカル ダイヤモンド ウォッチ主な仕様:ダイヤモンドをセットした44.5㎜のホワイトゴールド製ケース、ダイヤモンドをセットしたホワイトゴールドのベゼル、彫刻を施したホワイトゴールドの文字盤、ダイヤモンド、ミニアチュール ペインティング、交換可能なアリゲーターストラップ、ダイヤモンドをセットした交換可能なホワイトゴールドのフォールディングバックル、レトログラード式の時間表示を搭載した手巻き機械式ムーブメント、オンデマンド ミュージカル アニメーション、54時間のパワーリザーブ、シリアルナンバー入り【問い合わせ先】ヴァン クリーフ&アーペル ル デスクTEL:0120-10-1906
2021年03月08日ディズニープラスオリジナル作品「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」より、ホリデーシーズンに向けた特別編となる「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル ホリデー・スペシャル」を独占配信する。本作では、「ディス・クリスマス」「フェリス・ナビダ」や、特別版の「ハヌカ・メドレー」、リッキー役ジョシュア・バセットが作曲し、演奏するオリジナルのホリデーソング「パーフェクト・ギフト」など、イースト高校演劇部の部員たちが新旧織り交じったクリスマスソングを披露。オリジナル同様に、いまや全米を魅了するトップアイドルに成長したキャストたち。書き下ろし楽曲「All I Want」がTikTokで大きな話題となっているオリビア・ロドリゴ(ニニ役)、アーティストとしても活躍する実力派ジョシュア・バセット(リッキー役)、EJ役のマット・コーネット、ジーナ役のソフィア・ワイリーら注目キャストたちが、クリスマスプレゼントや、家族との写真など、子どもの頃のホリデーシーズンにまつわるとっておきのエピソードを語っていく。さらに、ドラマの撮影秘話も…ここでしか観られないスペシャルな映像となっている。「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」は、オリジナル作品と同じく、イースト高校を舞台に、演劇部のメンバーがあの「ハイスクール・ミュージカル」を新作ミュージカルとして企画していく様子を描くドラマシリーズだ。「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル ホリデー・スペシャル」は12月18日(金)よりDisney+にて独占配信。(cinemacafe.net)
2020年12月04日2020年10月31日、バラエティ番組『アナザースカイⅡ』(日本テレビ系)では『世界の学校スペシャル』を放送。これまで放送した、留学経験のある数人の著名人のエピソードをまとめ、VTRとともに振り返りました。その中で、ミュージカル俳優や歌手として活躍している山崎育三郎さんのエピソードを紹介。山崎さんのVTRが始まると、同番組のMCを務めるお笑いタレントの今田耕司さんは「あーこれ!本当に映画みたいな話!」と印象に残っていることを明かしました。映画のような展開!山崎育三郎の留学エピソードとは?山崎さんは2017年2月に、同番組の企画で、16歳の頃に語学留学していたアメリカのミズーリ州にあるノース・カウンティ・ハイスクールを訪問。山崎さんはこの学校に約1年間通っていたそうです。「当時、ほとんど英語が話せなかった」と振り返る山崎さん。山崎さんの留学先であるボン・テア市の人口は2017年時点で、人口が約7千人。その内、アジア人はたったの約0.2%しかおらず、日本人どころかアジア人自体がほとんどいないという街でした。そのため山崎さんは、留学先の高校でとても珍しがられたといいます。みんながジロジロ見るんすよ。「うわ!留学生だ!」っていう感じで。アジア人が、2千人の生徒がいる中で僕1人だったんで。それで、初めの頃は友達もいないし。だいたいトイレに隠れてました。アナザースカイⅡーより引用その後、トイレに逃げ込む生活が3か月ほど続いたといいます。ダンスパーティで大胆な行動に!人生が変わった瞬間とは?山崎さんが人目を避けながら学校生活を送っていたある日、学校主催のダンスパーティが食堂で行われました。それを柱の陰から見ていたという山崎さん。山崎さんは小学生の頃からミュージカルの主演を務めるなど、ダンスや歌には自信がありました。そこで、みんなが楽しそうに躍る姿を見ながら、ある思いが頭をよぎったといいます。それ(みんなが躍っている姿を)見ながら、「もし今俺が、あそこの真ん中で1人で踊ったら、明日から何か変わるんじゃないか」と思って。「よし!子役でミュージカルやってた」と。「ここで行ってやろう!」と思って。「うわー!」っていいながらみんなをかき分けて、センターにドンッて立ったんです。そしたらみんな、あ然として。「あいつ、何やってるんだ?」みたいな。一瞬、間があって。その瞬間、僕がこうやって踊ったら「うわぁーっ!」って盛り上がったんです!みんながテンションが上がって!やったこともないブレイクダンスもして、地面でぐるぐるーって回って…。こっからですね。この次の日から。学校に来て、廊下歩いてたらみんなが「オー!イク!昨日なんだよあれ!最高だぜ!」みたいな。「僕とランチしようよ!」とか「今度アフタースクール一緒にごはん行こうよ!」とか、みんなに声かけてもらって。アナザースカイⅡーより引用この話に、MCを務める俳優の広瀬アリスさんは「すごい、一瞬で人生って変わるんですね!」と感動の声を上げました。今田さんは広瀬さんの言葉に「本当に映画みたいな話よね!」と興奮気味に答えています。視聴者からは、さまざまな声が上がりました。・山崎さんの話、感動して泣いてしまった。勇気を出して人生を変えた瞬間。本当に映画みたいな話!・山崎さんの留学先でのエピソードをミュージカル化してほしい!・すごい。鳥肌立った。「僕も一歩踏み出さないと!」って勇気をもらいました!山崎さんは、この留学を経験して「自分でしか変われないんだって思いましたね。怖いところにしか、成長はない」とコメントしています。山崎さんのエピソードと言葉は、多くの人を勇気づけたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年10月31日