Bリーグ屈指のスピードスター、河村勇輝「バスケ選手としても人としても厚みを増していければいいな」
以来バスケ一筋だが、その魅力について聞いてみると、
「球技の中でも、展開が早いところ。点数の取り合いになるので、中だるみすることがあまりないんです。40分間ずっと楽しい。あとは野球やサッカーと比べると、アリーナというコンパクトなスペースでのプレーなので、観客席との距離が近い。そのぶん、間近に応援を感じられる良さもあります」
また、Bリーグには、海外とは違う、こんな魅力もあるという。
「例えば、NBAの試合を観ていると、いいプレーに歓声が上がるのはもちろん、悪いプレーはブーイングが起こるなど、観客の個性が強いというか。それも面白さではあるんですけど、Bリーグのファンの人たちは、一丸となってチームを応援してくれる印象です。選手としては、その一体感に後押しされることが多々あります」
今シーズンが終わると、8月には4年に一度のワールドカップが日本など3か国で開催。
河村選手はアジア予選に続き、本大会でも代表入りを目指している。
「近い将来の目標として、ワールドカップや2024年のパリオリンピックのメンバーに入りたいということは、ずっと考えてきました。去年の夏から代表に選出してもらっていますが、NBAでもプレーされていたトム・ホーバスヘッドコーチのアドバイスなど、世界と戦ううえで学ぶことが多い。