井上麻里奈は筋金入りの「美少女戦士セーラームーン」ファン!? 作品に参加した喜びを語る
ファン。それだけに、参加できる喜び以上に、プレッシャーもあった。
「私にとっては、幼少期の自分を作ってくれた特別な作品。それだけに、プレッシャーもありました。だって、あのうさぎちゃんと会話しているんですよ!はたして三石(琴乃)さん演じるうさぎちゃんと自分が演じる星野さんが対等に見えるだろうかという不安は常にありました。星野光がかっこよくなければこの作品は成り立たないという想いがあったので、演じ終わって音響監督さんから『かっこよかったよ』と言っていただいた時は、本当に救われましたね」
印象深いのは、星野がつぶやいた“銀河一、身分違いの片想い”という言葉。
「この台詞は、私の三石さんに対する想いとも重なるんです。『美少女戦士セーラームーン』で育ってきた私にとって、三石さんは手が届かない、神のような存在。
その距離は、銀河ほども離れているんです。それが今、声優という職業を通してうさぎちゃんと星野としてご一緒することになるだなんて、当時の自分は想像もしていませんでした。もはや奇跡を超えたなにかだなって(笑)。今回、出演が決まってまたコミックスを読み返して、アニメに触れて、実際に演じてみて思ったのは、この作品では子どもの憧れなだけじゃなく、愛の大切さという普遍的なテーマも描かれているということ。