くらし情報『“遊ぶと死ぬ”呪いのゲームとは…ゲームの本質にも迫る、ホラー×ミステリー小説』

“遊ぶと死ぬ”呪いのゲームとは…ゲームの本質にも迫る、ホラー×ミステリー小説

すれ違う友情が切ない余韻を残す、息もつかせぬホラー×ミステリー。新名智さんの『きみはサイコロを振らない』をご紹介します。
“遊ぶと死ぬ”呪いのゲームとは…ゲームの本質にも迫る、ホラー×ミステリー小説


〈呪われたゲームがあるんだって。遊ぶと死ぬ、とか〉。同級生でガールフレンドの霧江莉久(きりえ・りく)に、都市伝説めいたゲームを探そうと誘われた高校生の志崎晴(しざき・はる)。実際に3人の男性がプレイした後で亡くなっており、噂のゲームが混入したソフトの山は、ある因縁があって、雨森葉月(あめもり・はづき)の住まいに運び込まれていた。葉月は莉久が心を許している無二の存在で、呪いについて研究している大学院生。半信半疑だった3人だが、あるときから晴は〈黒い影〉を見るように。
かくて、晴、莉久、葉月は問題のゲームを探さなくてはいけなくなる。

死を招くゲームはどれなのか。その呪いは解けるのか。新名智さんの『きみはサイコロを振らない』はそんなぞくぞくする設定で描かれる。

「ゲームをテーマにしたいと前から考えていました」

呪いのゲームを特定しようと始まった推理は、呪いが発動するには条件があるのではないか、実はいくつもあるのではないか…等々、一種のロールプレイングゲームのよう。晴たちが向き合わなくてはいけない課題が変遷していき、それがゲームというものの本質にも迫っていく。

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