『【推しの子】』EDが決まり、原作ファンの女王蜂・アヴちゃん涙! 楽曲秘話を語る
簡単に言えば、「アイドルだから我慢しなさい」という免罪符。その考えに対してアヴちゃんはちょっと疑問を感じているし、『【推しの子】』という作品も根源からアンチテーゼを感じている部分はあると思います。
――そうした前提から、「メフィスト」が生まれたわけですね。
ぁゔち:ゲーテの戯曲『ファウスト』に登場する、願いを叶える悪魔・メフィストフェレスがモデルで。アイドルもお客さんの願いを叶える仕事だと考えると、メフィストという存在がアイドル性を帯びていてぴったりだなとアヴちゃんは感じたみたいです。
――サウンドとしても少し不穏さがあるように思います。
ぁゔち:妥協のない曲を作った結果だと思います!冒頭はB’zの「LOVE PHANTOM」で、途中からレベッカの「フレンズ」って言ってました。
――アニメ関係者から何かリクエストはあったのでしょうか?
ぁゔち:イントロの長さとバリエーションのこと以外、リクエストは特になくて、「かっこいいのをください」と。
アヴちゃんはそれに応えて、作品に対して心のままに向き合えたみたいです。
――歌詞の部分はどのように構成していったのでしょうか?
ぁゔち:この作品からはみ出している部分で言えば、全フリーランスを励ます内容ですね。