『【推しの子】』EDが決まり、原作ファンの女王蜂・アヴちゃん涙! 楽曲秘話を語る
原作者のひとりの横槍メンゴさんが、「母性を書いてくれた」と評してくださったのですが、そういう深淵を書けたのが嬉しいとアヴちゃんは言っていました。
――『【推しの子】』では、芸能界にいる若者が世間から注目され、中傷を浴びる様子も描かれます。アヴちゃんも音楽業界にいますが、その中で自己肯定感を保つコツはあるのでしょうか?
ぁゔち:自己肯定感って、泡や香りみたいに実体がないもの。例えるなら、生きやすくないから「生きづらい世の中」と言っているみたいですよね。それは人間の本質である生きて死ぬことから目を背けているだけと思うんです。
――SNSなどで自信を失う場合もリアルにあると思いますが。
ぁゔち:でも、SNSってまだ20年くらいのカルチャーだから、じつはそこに大きな力ってないんですよ。言葉自体には力があるけれど、SNSはあくまで道具。
アヴちゃんはいつも、道具と夢に使われるのではなくて手懐けろ、って言っています。その手懐け方がもっと知られるべきだと思います。
じょおうばち2009年結成のロックバンド。ボーカルのアヴちゃんはオーディション番組『0年0組‐アヴちゃんの教室‐』で先生役を務めた。