恐怖の疑似体験にハマる人続出! 話題の“モキュメンタリー”ホラー5選
ホラーの魅力の一つは安全圏にいながら怖い体験をできるところですが、モキュメンタリーは観る人にリアリティを与えるのに適しているジャンル、“本当にあった”と思わせて恐怖の疑似体験をさせやすいジャンルだと思います。自分自身が登場人物の一人として映像が進み、話が動いていくため、観賞より体験に近いところが面白さに。また、粗い映像など見てはいけないものを見た気持ちになり、好奇心や恐怖心を刺激されるところも魅力です。
このジャンルは、爆発的な人気の作品が一つ出てくると、波にのって同様の作品がたくさん作られ、定期的に盛り上がることが特徴。たとえば『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』が登場した時がそうで、本作がなければこのジャンルはここまで流行っていないし歴史を変えたレベルの作品です。基本カメラ1台で作れ、登場人物の数を絞ることができる、化け物みたいな存在を5分くらい写せば成立するなど、低予算で作れることが理由にあります。
いま日本で盛り上がってきている要因としては、YouTubeなどの動画配信が台頭したことで個人が作品を発表しやすくなり、また動画が広まりやすくなったことがあると思います。TikTokでもホラージャンルの映像が広まりやすい土壌ができてきています。