日本の音楽に興味を持ったきっかけはカセットテープ! Night Tempo「今はMDの収集に夢中」
に住んでいた私にも刺さったのかなと思います。歌詞はわからなかったけれど、アイドルの声質は好きだったし、なおかつオシャレ。好きだった中山美穂さんをプロデュースしているのが角松敏生さんで、そこから角松さんの作品を聴いたり、竹内まりやさんを聴くようになってから、今度は山下達郎さんを知るようになって…」
2017年には仕事を辞め、Night Tempoさんは本格的にミュージシャンとしての活動を開始することに。リエディットした竹内まりや「プラスティック・ラブ」や、松原みき「真夜中のドア~stay with me」は、日本だけでなく海外でもヒットしたが、その理由を彼はこう分析する。
「楽曲への認識が変わったんだと思います。前はおじさんたちがただ昔を懐かしむためのサウンドだったけれど、そういった楽曲がサンプリングされて、若者や外国人でも楽しめるダンスミュージックになった。懐メロじゃなく、新しいものとして認識、支持されたんだと思います」
現在は“昭和グルーヴ”だけでなく、オリジナル曲によるプロジェクト、元アイドル2名と結成した「FANCYLABO」など、その活動領域は“昭和”以外にも広がる。最近は日本にいることも多いという彼が今ハマっていることは?
「今はMDの収集に夢中ですね。