空飛ぶクルマがお披露目される!? 賛否両論の大阪・関西万博、その意義とは
強烈なインパクトを残したのは、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)。77の国と4つの国際機関が参加。116の展示館が建てられ、183日間で入場者数は6400万人を超えました。目玉はアメリカの宇宙開発で、「月の石」の展示が注目を浴び、いまでは当たり前になっている、携帯電話や電気自動車なども展示されました。今回の大阪・関西万博では、空飛ぶクルマやiPS細胞で作られた臓器をお披露目することになりそうです。
これまでの万博は、参加人数や経済効果で成功を測られましたが、大阪・関西万博で掲げているのは持続可能な社会、SDGsですから、新しい経済の価値や文化の意味を打ち出せたらいいなと思います。
僕も創設メンバーを担った「国連を支える世界こども未来会議」も開催されます。いまは円安で、気軽に海外に行かれないので、万博で外国の文化に触れられるのは大きな体験になります。
税金の無駄遣いと否定するのでなく、「こんな万博にしたら?」と個々に発信したり、考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」