パリ五輪出場へ向けたハイレベルな勝負に! スケートボードの世界大会が日本初上陸
日本勢にとっては、特に重要な意味を持つ大会だ。フェーズ2に進めるのは各国男女各6名まで、オリンピックは1国あたり各3名までだが、女子は1位の西矢椛を筆頭にベスト10に5名、ベスト20まで数えると8名と上位にひしめいている。いくら上位にいても日本勢で6位以内でなければフェーズ2に進めない=パリへの道が断たれてしまうことになる。一方の男子は5位の白井空良をはじめ20位以内に7名。人数もさることながら、東京オリンピック金メダルの堀米雄斗が現在12位で日本勢4番手に位置している。堀米より上位の選手たちは少しでもポイントを稼いでフェーズ2での争いを有利にしたいところだし、堀米は五輪の「3枠」へ向けてここでランキングを上昇させたいだろう。つまり男女ともに、パリへ向けて確実に成績を残しておきたい大会なのだ。
有力選手が数多くいるからこその、激しい国内の代表争いも絡んだ選手たちのパフォーマンスは見逃せない。
白井空良(そら)選手
東京オリンピックでは予選9位で決勝進出を逃した。その悔しさをばねに成長。今大会で目標とする優勝を達成して手ごたえをつかみ、オリンピックでのリベンジを誓う。
堀米雄斗選手
東京オリンピックで金メダルを獲得するなど世界の中心に君臨してきた。