斉藤壮馬、高橋李依&小市眞琴&八代拓に「絶対的な安心感がありました」
斉藤さんが演じる剣心のたたずまいや演じ方、これほどまでにエネルギーを出してもぶれない心がそこにあって、左之助は気持ち良い負け方をするんです。「こいつにはかなわないや」という清々しい感覚を収録で味わうのは貴重なことですし、すごく楽しかったです。
小市さん1つにしぼるのはとても難しいのですが、3話で弥彦が剣心の仲間になるシーンです。弥彦の本音を知った剣心は、彼の気持ちを受け止めて道場に誘います。それから弥彦は強くなっていくわけですが、くやしさをバネにする彼にとって、根幹を成す大切なシーンではないかと思い、お芝居に臨みました。
彼が強くなればなるほど、どうして強くなりたいと思ったのかと、このときの初心を忘れてはいけないと思いながら演じています。
斉藤さん僕もたくさんありますが、23話、24話はすごく印象に残っています。23話は、剣心と2クール内ではおそらく最強の敵・斎藤一との戦いを描いていて、今まで2クール分剣心とともに歩んできたすべてが出せたと思っています。
24話は剣心と薫殿との別れのシーンを描いているのですが、収録の最後まで僕と李依ちゃんが残って。OKは出たんですが、僕らがもう一回チャレンジしたいと。