ボクシング最強王者・井上尚弥、新たな歴史を刻めるか!? 4団体王座統一戦に臨む
これまで時代を彩る幾多の日本人ボクサーがいた。そんな中、井上尚弥(大橋ジム)は「日本ボクシング史上最高傑作」との呼び声が高い。世界タイトルマッチ20連勝中。そのうち18戦がKO勝ち。バンタム級で世界4団体の王座統一。今年7月、スーパーバンタム級初戦でWBC、WBOの2団体王座を獲得し、世界4階級を制覇。圧倒的な数字と記録がその称号を物語っている。
最強王者が、2階級目の4団体王座統一に挑む!
12月26日、井上が新たな歴史を刻もうとしている。
東京・有明アリーナで、もう一人のスーパーバンタム級2団体王者マーロン・タパレス(フィリピン)との4団体王座統一戦に臨む。
もし勝利を収めれば、バンタム級に続く2階級での4団体王座統一となり、世界で2人目の偉業だ。井上はビッグマッチを前に「圧倒的な強さを見せて勝ちたい。KO決着を見せたい」と自信たっぷりに語る。
ボクシングには世界チャンピオンを認定する団体が4つあり、1階級に複数のチャンピオンが存在する。そのため、誰が一番強いのかわかりにくい。そんな疑問に答えるかのように、近年は互いのベルトを賭け、チャンピオン同士の対決が頻繁に行われるようになってきた。