待望のアニメ化! 宮島善博監督「アニメ業界で『ダンジョン飯』を最も愛しているのは僕です!」
「九井先生の初長編、しかもダンジョン×ごはん!?と驚きつつ連載開始時から愛読していた『ダンジョン飯』。1巻が出た2015年当時、僕の役職は制作進行だったんですが、TRIGGER社内でアニメ化の希望を出しました。そこから約9年、念願叶って監督を任せてもらえることになりました」
ドラゴン、冒険者、魔法などファンタジー濃度増し増しの作品世界のもうひとつの主役ともいえるのが、美味しそうな魔物料理だ。
「モンスターが倒され、解体されて食材に、調理されて料理に変わっていく。現実にない食材で作る料理を描くためにモンスターをデザインすることから始めました。解体したらどうなるか、調理の過程でどんな音がするか、味や食感は何に似ているかなどをデザイナーと作画監督陣で話し合い、音響効果担当にも無茶振りをして。イラストレーターさんに料理のイメージボードを描いてもらってそこから逆算するなど、いろいろな方向からアプローチしています。音響監督が現場にサソリを持ってきたときはさすがに驚きましたが(笑)、アニメをご覧になる方たちにも、代用品を探しながらダンジョン飯を作る楽しみを共有してもらえるんじゃないかと思います」