「みんなの前で褒められるのが、気まずい」 20~30代の“仕事の悩み”を臨床心理士が分析
「上司に二人きりで食事に誘われるが、断り方がわからない」(29歳・保険)
下心があるのかないのかわからないから、無下に断れなくて正直ストレス。他人を呼んだり、候補日を遠くしたり、工夫しているけれどもう限界!
「みんなの前で褒められるのが、気まずい」(29歳・営業)
仕事は頑張りたいけれど、あまり目立ちたくない。平和に仕事したいのに、みんなの前で褒められたりすると摩擦が起きそうなのでやめてほしいけれど上司に言えない。
「飲みに行く以外、職場の人との仲の深め方がわからない」(34歳・デザイナー)
どうやったら職場の人と仲良くなれるのかわからず、飲みに誘ってしまうけれど、本当は仕事のあとはすぐ家に帰りたい。相手は嫌かもしれないと思うけど、他に方法が思い浮かばない。
「最近、会社の人間関係に悩む人に共通して感じるのが、“人より抜きんでたくないけれど、でもちゃんと頑張っていることは評価してほしい”という思い。今の20~30代はどこか、“目立つのは困る。ほどほどでいたい”という気持ちがあるのかな、と思います」
一方、上司や先輩たちにとって現代は、小さなことでもハラスメントになりうる時代。