くらし情報『「ちょっと気になる金 (きん) 投資【後編】」お金の教科書Vol.40 #増やす』

「ちょっと気になる金 (きん) 投資【後編】」お金の教科書Vol.40 #増やす

また、貨幣価値が下がるインフレ時でも現物としての価値が揺らがないぶん、金は強いといわれている。

・世界共通の価値
金は埋蔵量が有限であり、希少性が高い鉱物。世界全体でその価値が認められており、取引する際のレートもドルが基軸。世界情勢が不安定なほど、“有事の金”として大勢が選ぶ傾向に。

【デメリット】
・利息や配当がない
銀行預金は利息、株式は配当金や株主優待が得られるが、金は所有するだけの資産。利益を得られるのは売却時のみで、ジュエリーにする際もその時の金の価値と等価交換されるのみ。

・現物は管理が大変
盗難や紛失のリスクがつきまとうのが現物資産。自宅で保管するなら金庫、または貸金庫や販売業者の預かりサービスを利用すれば安心だが、一定金額の管理費用がかかってくる。


・手数料が高め
まとまった量の購入は手数料なし、というケースが多いが、少量の場合は「バーチャージ」という手数料が約4000円~1万5000円かかる。また、売却時もその利益に対して課税される。

次回は、2392号(4月3日発売)掲載予定です!

※『anan』2024年3月27日号より。イラスト・小迎裕美子取材、文・一寸木芳枝

(by anan編集部)

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