2024年4月17日 20:00
ゆっきゅん×柴田聡子「世に出して恥ずかしくないものは…」 創作はエゴの塊?
ゆ:そういえば、柴田さんの歌詞って山がたくさん出てきますよね。
柴:登ったりはしないんだけど、山へは並々ならぬ感情があって。地元(札幌)に結構あるからかな。夜中に「8000メートル峰」のWikipediaを読んだりする。
ゆ:ヒマラヤ山脈とか?ご自身でMV制作もされたり、映像も山も活動に生かされてますね。
柴:ゆっきゅんの映画も、今の活動に生かされていると思う。
ゆ:最近の創作についても伺いたいです。曲の変化とか。
柴:年を重ねるごとに素直になってきた実感はあるんだよね。はったり風はやめて、本気で真面目にやってやろう、みたいな。そうしたら解放されてきて、めちゃめちゃ自分自身が楽になってきたの。
ゆ:これまでは言わないようにしていたことがたくさんあったり?
柴:いっぱいあった。でも、ビヨンセや宮﨑駿の映画やドキュメンタリーでその仕事ぶりを見ていると、誰かのため以前に、ちゃんと自分のためにやりたいことをしているなって思って。だから受け取り手を意識して表現の舵取りをする必要なんてないのかも、って最近は考えるようになってきたかな。ゆ:自分が納得できる、本当にいいものを作ろうって感覚ですね。