かもめんたる、舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』で「もう25年くらい前だけど、大学生の頃の感じを再現できたらな」
オニ語も最初は違和感ありましたけど…。
岩崎:僕はわりとすぐに入ったし、すんなりやれてる気がする。
槙尾:でもそれも上田さんマジックなのかもしれないです。この間の稽古で、誰かが言った「ぐああいっぎうえぇ」ってオニ語に、上田さんが「そこの“ぎうえぇ”はそんなに力が入らないです」って言ってて。上田さんの中に、映画版とも違う、オニ語のイントネーションの正解っていうのがあるんだと思って。
岩崎:上田さんにはホルモーが見えてるのかもしれないよね。そもそもこの題材を選んだということは、上田さんには勝機が見えているんだろうから。結局この作品の魅力って、ストーリーの中に描かれる人間の群像劇としての面白さだと思うし。
槙尾:恋愛がかなり絡んでくる作品ですが、その辺もしっかり描こうとしているのを感じます。
岩崎:物語自体、大学生の若さとかエネルギーがずっと1か所で循環してるような感じがあって、それがいろんなノイズを起こしていくところが面白いのかなと感じてて。だからもう25年くらい前だけど、大学生の頃の感じを再現できたらなと。
槙尾:確かに。演じてると大学時代を思い出しますよね。
岩崎:僕らは早稲田だったから、高田馬場の駅前の集団の騒がしさとか、無秩序な感じとかね(笑)。