大好評連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。柴田聡子さんとの対談を終えたゆっきゅんが、前回までを振り返って言葉を綴ります。柴田さんとは“友情ソング”を歌うDIVAという共通点があるゆっきゅん。今回のテーマは「恋と友情の違い」です。
2人のDIVAが恋と友情の違いを語った日。
柴田聡子さんと対談したのは新たなる名盤『Your Favorite Things』が発売されるよりまだ少し前の冬の日で、あのアルバムが発売されていたら、マジでその話ばかりしていただろうと思います。デビュー曲でドリンクバー愛を歌い上げ、いくつもの楽曲で友達のことを書いている私にとって、柴田さんは“友情”と“飲み物”について歌う共通点を持つ、大好きな先輩DIVAです。マウンテンデューを「あるとうれしい泡の飲みもの」と歌ったり、コーヒーを飲んでいる様子のことを「黒い水をすする」と表現したり、いつも飲み物へのものすごくしっくりくる独自の視座があってしびれます。
私は今、ウォーターサーバーってどうやって歌詞に出そうかなって悩んでるとこなんですけど。柴田さんの歌詞には、どうしてこうなったんだろう?と驚くようなものがあるのに、それは一方でどうしてもこうだったんだろうなと即座に納得できるような言葉でもあって、新曲を楽しみにするのはもちろん、1曲を聴いている間にも、次の行、次の瞬間に歌われることを楽しみにし続けている、そんな存在なのです。