『名探偵コナン 100万ドルの五稜星 (みちしるべ) 』監督「わかってらっしゃる…!!」 ゲスト声優・大泉洋を絶賛
今回は西の高校生探偵・服部平次と彼の幼なじみである遠山和葉がフィーチャーされるということもあり、特にラブコメ部分が楽しい約2時間になっている。監督自身も恋愛要素のあるシーンを描くのが好きだそう。
「ラブコメの場面は、小さな変化で気持ちを描き出すことができるのが面白い。例えば、ニュアンス程度の変化、眉の線1本、瞳のライン1本で表情がガラッと変わるんです。視線がどこを向いているか、または指先の小さな動きだけで、何かが表現できる。ラブコメシーンを作る醍醐味はまさにそこです。一方で、アクションシーンはまったく逆で、そんな細かいことは二の次(笑)。とにかく動きのカッコよさを徹底的に追求します。
そこで大事なのは、テンポと速度。動きのタイミングがピタッとハマってカッコいいシーンに仕上がったときは、思わず“やった!”と声が出るほど嬉しいです」
難しい謎解き部分も、丁寧な描写を心がけた。
最大の見どころでもある“謎解き”。これに関しても永岡さんはいろいろと演出を考えたそうで…。「コナンの謎解き、年々難しくなっている印象があって…。正直、私も台本を1回読んだくらいじゃとても理解ができません(笑)。でも頭脳明晰な江戸川コナンくんは、私たちが“うう~ん?”と唸っている間にどんどん先に行ってしまうんですよね。