昨年のSNS型投資詐欺の被害額は約278億円! 巧妙化する「広告詐欺」に騙されないためには?
ジャネット・ジャクソンさんの元夫で実業家のウィサム・アル・マナさんも、なりすましによる仮想通貨詐欺広告がFacebook上に出回り、名誉を傷つけられたと、2020年にメタ社を提訴しました。昨年、メタ社はアル・マナさんに謝罪。詐欺防止の技術開発のために多額の資金を提供することなどで和解しましたが、今なお具体的な対策は取られていません。
この他にも、SNSを使ったロマンス詐欺や、ショッピングサイトや金融機関を騙った詐欺が横行しています。テクノロジーで対処するには限界があるというのが現状です。これはもう、詐欺に引っかからないように、プラットフォームを利用する側のリテラシーを草の根的に上げていくしか被害を防ぐ方法はありません。日々アップデートする詐欺の手法。被害に遭わないためにもぜひ、警視庁サイバーセキュリティ対策本部のX公式アカウントをフォローしてください。
日本の資産が海外に不当に流出しないためにも、個々に注意することが大切です。
ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)