“歌謡界の三銃士”真田ナオキ&辰巳ゆうと&新浜レオン、演歌と歌謡曲の魅力を語る
「本当に喉から血が出るくらいノドを潰しまくり、歌の先生に“バカじゃないのか!?”と呆れられました(笑)。でも今は声が好きと言ってくださるファンの方もたくさんいるし、この声のおかげでチャンスも広がった。無茶をしたとも思いますが、結果的には潰してよかったと思っています」
演歌や歌謡曲の魅力は何かと尋ねると、“程よくカッコよく、程よくダサいところ”と、ニヤリ。
「僕の師匠は吉幾三さんで、師匠が作るメロディや音はすごくカッコいいんです。でも一方で歌詞はどことなく古い感じが漂って、絶妙に少しだけダサい。師匠は『246』の歌詞の中で、ファミリーレストランのことを“ファミレ”って書くんですよ(笑)。ただカッコいいのもいいけれど、ちょっとホロッとできたり、少し笑えたり、演歌や歌謡曲にはそんな“優しい寄り添い”があるし、もちろん歌声で感動させることもできる。最近の演歌はポップス寄りな曲も増えているので、軽い気持ちで聴いてもらえると嬉しいです」
演歌歌手たるもの、高い歌唱力を持っていて当然。
でも真田さんが目指すのは、それよりも強い個性がある歌い手。
「演歌界の中で、破天荒な存在でいたいんです。音程やリズムも大事だけれども、ある意味そこに縛られない歌の巧さを身につけたいし、あいつは面倒くさいけど、面白いよねって思ってもらいたい。