OPの中毒性も話題! ガール・ミーツ・シカ物語『しかのこのこのここしたんたん』
イントロ以降も、ポップなメロディにのせてデフォルメあり劇画タッチあり、そしてシカと大量のシカせんべいありという、予断を許さないシュールな映像表現で突っ走る…!
オープニングとはアニメの顔であり内容を映す鏡ですが、物語ももちろん、輪をかけて荒唐無稽な内容に。都立日野南高校で生徒会長を務める清楚キャラの虎視虎子(こし・とらこ/こしたん)が、電線にツノが引っかかっていた鹿乃子(しかのこ)のこ(のこたん)を助けたことからはじまるガール・ミーツ・シカ物語。自由気ままなのこたんにペースを乱され、どうしても隠しておきたい「元ヤン」の過去がバレそうになり右往左往、七転八倒する、そんなこしたんを愛でる30分です。物語の主な舞台となるのは、のこたんをお世話するためになぜか設立された「シカ部」の部室…なるほど、これは深く設定を考えるよりも感じるアニメ――というエクスキューズがそこかしこに、まるで奈良公園のシカばりに点在しています。
そんな「シカ部」には、極度のシスコンであるこしたんの妹・あんこや、のこたんに憧れる大食漢・ばしゃめなどが加入し、序盤からさらにカオスな状態に。そしてはじけきっているのは物語だけではありません。