くらし情報『葛飾北斎の幻の名品や喜多川歌麿の大作も登場! 「肉筆春画」に焦点を当てた展覧会』

葛飾北斎の幻の名品や喜多川歌麿の大作も登場! 「肉筆春画」に焦点を当てた展覧会

“春画”と聞くと、江戸時代のエロティックな絵と思う人もいるかもしれない。けれど春画は男女の性風俗をユーモアを交えて描いた当時の大衆娯楽作品。“笑い絵”や“枕絵”とも呼ばれ、男女や身分に関係なく広く親しまれていた。また、当時は嫁入り道具として母から娘や嫁に受け継がれる縁起物でもあったという。

“秘かに愉しむ”は過去の話。イメージを覆す名作を美術館で。
1722年、享保の改革により好色本が禁止になってもその需要はなくならず、改革以降は非公開で販売されるように。そのため普通の浮世絵のように幕府の規定を守る必要がなく、通常は出版できない極彩色の作品も登場。
喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川国貞など著名な浮世絵師の多くが春画を手がけ、芸術性の高い作品が生まれた。

そうした浮世絵の中でも、特に1点ものである「肉筆春画」に焦点を当てたのが本展「美しい春画‐北斎・歌麿、交歓の競艶‐」。今回は世界的な浮世絵コレクターとして名高いミカエル・フォーニッツ氏の収蔵品から、初公開作品を含む22件が登場する。

なかでも注目は、葛飾北斎の幻の名品「肉筆浪千鳥」。これは1976年にパリで展示されて以来、長らく公開されていなかった伝説の作品で、日本の美術館では初の展示となる。

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