【7月のパワースポット】花見ならぬ「蓮見」で縁結びパワーを!
の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。
「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。
7月は「蓮見」で縁結び・財産・芸事のパワーチャージ!
江戸っ子たちにとっての花といえば春は桜、夏は蓮。蓮の花が咲くと、こぞって不忍池(しのばずのいけ)に「蓮見(はすみ)」に出かけたそうです。
池のほとりにある茶屋で、蓮の若葉を細かく刻んでお米と一緒に炊いた蓮飯(はすめし)をいただいたり、小舟に乗って蓮を眺めたり。デートを楽しむカップルも多かったとか。
今でも蓮の時季は、池のほとりでお弁当を食べたり、お茶を楽しむ人の姿が数多く見受けられますね。
上野恩賜公園にある不忍池には寛永2年(1625)、江戸の鬼門を守るために創建された弁天堂があります。