くらし情報『【7月のパワースポット】花見ならぬ「蓮見」で縁結びパワーを!』

2016年7月9日 19:00

【7月のパワースポット】花見ならぬ「蓮見」で縁結びパワーを!

戦乱で父や妻子を失い、骨肉の争いを余儀なくされた初代・清衡(きよひら)公によって、「生きとし生けるもの、命あるすべてのものが浄土へと導かれるように」との平和の願いを込めてつくられた都は約100年もの間、輝かしい栄華をほこりました。

生きとし生けるものというのは、人間にとどまりません。鳥や魚、小さな貝にいたるまで。敵も味方もなく、人と自然がともに生きる理想郷を願い生まれた都。その栄華に終止符を打ったのは、四代泰衡(やすひら)公でした。源頼朝(みなもとのよりとも)の命をうけ、義経(よしつね)を自害に追いやり、結果、平泉を滅亡へと導くことに。

その泰衡公の首桶(くびおけ)から発見された100粒あまりの蓮の種から、平成10年7月、一輪の蓮の花が開花したのです!

800年もの間、暗い桶の中で長い眠りについていた小さな蓮の種。はじめて見たとき、その可憐な姿に胸がじーんとしました。
蓮の花びらが一枚、また一枚と散ってゆくさまは、菩薩が慈悲の心に目覚めていく姿にたとえられるそうです。

頼朝に追われ、逃げ延びた地で家臣の裏切りにあい、自らも悲惨な最期を遂げた泰衡公。その死を不憫(ふびん)に思った名もなき村の人々が、供養の思いを込めて桶の中に蓮の花の種を忍ばせました。

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