「音風水(おとふうすい)」愛が深まる・運気が高まる!花火の楽しみかた【7月28日〜8月1日】
季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。
「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。
【花火の歴史】日本の花火は、隅田川から。
花火のルーツは諸説ありますが、中国にその原点があると一般的にはいわれています。日本ではじめて花火を見たといわれているのは、徳川家康。それ以前に、伊達政宗が花火を見ていたという記録も残っているようですが、定かではありません。仙台で暮らす私としては、伊達政宗であってほしいなと思います(笑)。さて、花火は江戸で大流行しましたが、花火による火災も発生。江戸幕府が、花火禁止令を出すほどだったそうです。1733年に時の将軍徳川吉宗(よしむね)が、飢饉と疫病を祓うための花火を打ち上げました。これが「両国の花火(現在の隅田川花火大会の前身)」