気持ちが安らぐ”冬ごもり”の方法とは【12月12〜16日】
和のアロマで安らぐ
冬ごもりの時間にぜひ取り入れていただきたいのが、リラックス効果をもたらしてくれる“香りアイテム”。アロマもいいですが、日本で古くから愛されてきた和のアロマ、“お香(おこう)”はいかがですか?
日本で”お香”が用いられるようになったのは仏教伝来の頃。平安時代になると、貴族たちは自ら調合した香りを部屋や衣服へたきしめ楽しんでいたそうです。
戦国時代では香りを兜にたきしめ戦地へ赴いた武将もいたといいますから、一口に“お香”といっても、さまざまな意味合い、思いを持って、愛用されていたのですね。あなたもいにしえの人のように自分好みのお香を探してみてはいかがでしょうか。
おすすめは、早春に咲く「沈丁花」の香り。沈丁花の香りは、なにかいいことありそう、そんな気分にさせてくれる華やかな香りです。また、能舞台などの木材としても利用されている「ひのき」は、どこか神秘的で落ち着いた香りが魅力。
女性らしい艶やかな「バラ」の香りも私のお気に入り。実はバラは、「さうび」という名で古今和歌集にも登場する、長い歴史を持つ花なんですよ。
あたたかな部屋でお香に火を灯し、スーッと立ち上る煙をながめて深呼吸しましょう。