意外と知らない!?福を呼ぶ、初詣の参拝法【1月1〜5日】
「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。
初詣に出かける神社とは?
新年になって、お正月に初めて神社仏閣にお詣りする事を、「初詣」といいます。
新たな一年の幸せを祈り、破魔矢(はまや)、熊手などを授与していただいたり、絵馬に願い事を書いたり。本来初詣は、「産土神(うぶすながみ)」や、その年の恵方の方角にある神社を詣でる「恵方参り(えほうまいり)」が良いとされてきました。
「産土神(うぶすながみ)」とは、お宮参りや、七五三といった人生の節目節目で参拝している故郷の神社の事です。お正月、里帰りをなさる皆さんはぜひ、小さい頃から見守って下さっている神さまへ、新年のご挨拶に伺いましょう。
また、故郷から離れた場所で新年を迎えるという皆さんは、恵方参りに出かけましょう。恵方とは、「歳徳神(としとくじん)」という神さまがいらっしゃる方角の事。「歳徳神」とは陰陽道において、その年の福徳を司る神さまの事です。
この歳徳神さまがいらっしゃる方角に向かって事を行えば、万事に良い結果が得られるのだとか。