その他大勢としてではなく「個人」として生きてゆく方法【瞳子先生の人生相談】第14回
いま会社で歯車の一員として仕事をしていることは、私が思うに大変ありがたいことです。お給料を戴きながら社会の勉強もさせてもらっている訳ですから。
私は新人教育の中で、社会人になったら20才を引いた年齢が、いまの社会人年齢ですと言っています。そうなるとあなたは4才ですね。
4才の頃の自分を想像ください。
家族や周りの人達に見守られながら育てられている様子が浮かんできますね。子どもの頃は、両親の気持ちや世の中で起きていることなど、何も分からずにいたと思います。
大人と子どもの違いは、自分のことしか考えられない人のことを子ども、自分のことだけでなく、周りの人達にも気遣いができる「配慮がある人」を大人と呼びます。
社会人になったら結果を出して当たり前です。結果を出さずとも、努力して褒められるのは学生時代までです。
会社にいる上司や先輩や後輩は家族と思って接しましょう。任された仕事を一緒にできる人がいるのは、大変心強く幸せなことです。
会社の歯車として仕事をするのではなく、早く会社の役に立つ人間に成長できるよう、努力することが今は大切と感じます。そして周りの人達より、与えられた以上の仕事が出来るようになってはじめて、会社の中でも自己の確立ができるわけです。