他人の期待に応えているだけで「自分がやりたいこと」ではないと気づいたとき~自分のために自分で決断する人生~ 【ビアンカ・チェン・コスタンゾさん インタビュー・第10回】
それは他人の期待に応えて成長するプレッシャーで、自分がやりたいことではない。それが自分のベストだとは思いません。
それで、私は 自分自身で決断をするようになりました。20歳の時でした。
人生初めて自分自身のための決断を20歳の時にしたのです。大学を辞めたときでした。自立するにはもう歳を取り過ぎていたと思っています。
T: 私はそう思いませんが。
文化や家族環境にもよりますし……。
B: 私にとっては遅いと感じました。サンフランシスコに移住した時、まわりのみんなにこういうジョークを言っていたのです。「私は今、反抗期なの」と 。
私はティーンエイジャーの時に反抗期を経験しなかったので。いつも勉強ばかりで、全てを時間通りにこなしていました。
T: なんだかアジアの教育みたいですね。
B: そうです、アジア式ですね。
ほんとうにそういう風に生きていましたよ。でもティーンエイジャーの時はそれでいいと思っていて、つらいとかそういう風にも感じるわけでもなかったのです。幸せでした。
それで急にある日、急に幸せだと感じられなくなった。だから自分が幸せになることをしようと思いました。
今は、もっと歳を重ねたので、もっと成熟(成長)