“動き美人”で差をつける!愛され女性たちがやっている「江戸しぐさ」とは
思いやりに欠けるような人を見た時に、そう感じてしまうことが多い気がします。反対に、誰からも「素敵だな」と思われている人っていますよね。
そういう人たちは、人と接する時のしぐさや配慮が、無意識的にきちんとできているのではないでしょうか。そんな、身の回りの人の「しぐさ」に気付いたアラサー女性なら、自分の行動も見直していきたいところ。
そこで、人間関係を円滑にするためにも、知っておきたい「しぐさ」をおさらいしてみましょう。
心がハッとする素敵な気遣い
まず、友人が体験した素敵なエピソードをご紹介しましょう。
人気の病院に向かうエレベーターに乗った際、友人は「開」ボタンを押していたため、降りるのが最後になってしまったそうです。
逆を言えば、そのエレベーターには最初に乗り込んでいたわけで、本来なら一番先に病院の受付を済ますことができたはず。
すると、先に降りたはずの一人の女性が友人がエレベーターを降りるのを待っており、受付の順番を譲ってくれたそうです。
こんなふうに、自分のことをさり気なく見てもらえていた時って、うれしいものですよね。
「江戸しぐさ」に学ぶ、和やかな人間関係
このような例にはあまり遭遇できないかもしれませんが、日本には、日常の思いやりを表す「江戸しぐさ」という言葉があります。
昔から、日本では他人を尊重し合う風習がありました。
中でも有名なのは、雨の日にすれ違う際に、傘を外側に少し倒して相手にかからないように気を配る「傘かしげ」。この江戸しぐさは広告や教科書にも取り上げられており、私たちが忘れかけていることを思い出させてくれます。
今すぐ行動できる、愛されテク
さらに、現代でも活用できそうな江戸しぐさの例をご紹介しましょう。
「こぶし腰浮かせ」・・・こぶしひとつ分のスペースを空けて席を作ること。
電車やバスに乗る時に、この心がけがあるだけで他の人が座りやすくなりますよね。
厚い洋服を着るこれからの季節は、コートの裾が隣にはみ出ていないか、気をつけましょう。
「肩引き」・・・人とすれ違う際に、相手が通る側の肩を少し後ろに引くこと。少し狭い道も、気持ちよく歩けるようになるしぐさです。
「ながら歩き」のように、前を見ないで歩いている人は、特に気を付けた方がいいでしょう。乗り物の中で、荷物がぶつからないようにする気遣いにも通じますよ。
「会釈のまなざし」・・・人とすれ違う時、さりげなく目で挨拶をしあうこと。
職場やちょっとした集まりで、誰に対しても失礼のない目礼ができれば、人間関係も和やかに。
「目は口ほどに物を言う」ともいいますからね。
いかがでしたか?
このような習慣は、お互いに意識しあいながら広がっていくものです。
時には、相手の思いやりのない行動にイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、あなたが続けることでまわりにも浸透していくもの。
これを機会に続けてみてくださいね。
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