厳しい寒さの冬が終わり暖かな春が訪れると、山菜が芽を出して、店頭でも出回るようになりますね。目にすることがあっても実際にどんな種類なのか、どう食べたらいいのかわからないことも。そこで、山菜の種類と栄養成分、おいしい食べ方などについてあすけん栄養士がご紹介します。
山菜の種類
さわやかな風味があり、根元から先端まで食べることができ捨てるところがない山菜。
アクの強い山菜ですが、このアクがクロロゲン酸という成分で抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑える働きがあります。また、アスパラギン酸も含まれており疲労回復や新陳代謝を活発にするといわれています。
ふきのとう
一般的に良く知られているポピュラーな山菜です。つぼみが開きかけたものが美味しいといわれています。
肝毒性の強いペタシテニンという成分が含まれているので、しっかりとあく抜きをする必要があります。
カリウムが含まれていて、体内の余分なナトリウムを排出してむくみや高血圧を予防する働きがあります。さらに、ふきのとうの香り成分である「フキノリド」には胃腸の働きを整える作用があります。
たらの芽
たらに木の新芽の部分を食べる山菜。「山菜の王様」