運動でできるメンタルケア。不安やストレスを乗り切ろう
新型コロナウイルス感染症の影響で、何だか気持ちがスッキリしない…という方も少なくないはず。とくに冬の時季は日照時間が短い関係で、ストレスの影響を感じやすくなる方も多くなるといわれています。
このようなときに注目したいのは、運動でできるメンタルケアです。今回は運動に期待できるメンタルケアについてと、その方法について解説します。
運動とメンタルヘルスの関係
まずは運動とメンタルヘルスの関係がわかる研究結果をみてみましょう。
運動をしている人は抑うつ傾向になりにくい
運動をしている人は、運動をしていない、または運動時間が少ない人に比べて抑うつ傾向になりにくいということがわかっています。
20~60歳の会社員を対象にした研究(※1)があります。1週間に135分以上の運動をしているグループは、運動を全くしていないグループや、1週間の運動時間が135分未満のグループに比べ、1年後に抑うつ傾向の発生率が約半分となったことがわかりました。
運動をしている人の方が「気分が優れている日」が多い
運動習慣のある人は、運動習慣のない人に比べて「気分が優れている日」が多いことがわかっています。
アメリカ内に住む18歳以上120万人を対象に行った調査(※2)