2023年4月9日 19:20
<選択的シングルマザー>「女の子なんだから…」教師からの言葉がきっかけで、声が出なくなった私は
と拒まれてしまいます。
その場面を見た教師が「女の子なんだから、女の子と遊びなさい」とレイさんに声をかけました。
この出来事がきっかけで、レイさんは本当の自分と演じている自分のどちらで人と接すればいいのかわからなくなり、声を発することができなくなってしまったのです。
返事もままならないレイさんを、教師たちは大人に反抗する問題児だとみなしました。次第に学校から足は遠のき、このころには母もレイさんへの関心をなくし、父との関係も希薄なものに。
「ああ……つらいな……」レイさんは誰にも助けを求めることができず、暗い押し入れの中で、2年もの月日を過ごすのでした……。
教師はレイさんの境遇を知らなかったにせよ、学校という小さな社会でこそ、多様性を認めることが大切なのではないでしょうか。
昨今、ジェンダー平等を目指す世の中の動きがありますが、まだまだ悩みを抱える人が多いのも事実。
子どもも大人も、性にとらわれず本当の自分をさらけ出せる、そんな社会が少しでも早く来るといいですね。