2023年4月26日 20:00
<子宮削りました>「子宮の表面を削りましょう」衝撃的な宣告をされ彼氏に報告すると!?
子宮頸がん検診を受けた際に、高リスク型HPVが見つかった生野甲さん。人生初となる子宮の手術をするにあたって感じたことを、実体験をもとに描きます。
人生の重大宣告を受けたのは冬祭りの日だった
その日は冬祭り。多くの人々が街に繰り出し屋台や花火などの催し物を楽しむ中、生野さんは静まり返った婦人科で重大な宣告を受けていました。
「HPV検査の結果、高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」
「子宮の表面を削る手術をしましょう」
突然の宣告に頭が追いつかず、医師に「手術日はいつにしますか?」と聞かれても事の重大さがよくわからない生野さんは、「すみませんが家族と相談してからでもいいですか?」と答えるので精一杯。病院の外に出ると肌に突き刺さるような冷たい風が吹いていて、「あぁ……これは現実なんだ」と実感します。
生野さんは、以前に受けた子宮頸がん検診の細胞診(子宮頸部の細胞を採取して顕微鏡で調べる検査)で引っかかり、「精密検査を受けるように」