「お支払いがまだです!」え?そんなはず…バレンタインに高級レストランへ→まさかの事件が起きて!?
という声が聞こえたのです。そして先ほどのカップルが、ニヤニヤ笑いながら通り過ぎました。手には領収書らしき紙をにぎっていて……私の名前らしき文字が一瞬見えたのです。
「ちょ、ちょっと待って! その領収書……見せてください!」。
便乗カップルに制裁!
「や、レジでテーブル番号を言ったらこれを渡されたんだ」と、慌てて立ち去ろうとするカップル。あのスタッフの方、領収書のテーブル番号まで間違えていたようなのです。たとえレストラン側の落ち度だとしても、気づいていながら私の支払いを自分のものにしようとするなんて……!
「その領収書を見せていただけますか。宛名欄に私の名前が書いてあるはずなんですが」。
そう言うと、カップルは大慌て。すると店長は、事態を把握したようで……「私が把握していなかったとはいえ……大変申し訳ございません! 金額はお出ししたコース料金での差額をお戻しするか、予約したコース料理を別の機会にお出しさせてください」と言われました。
店長の言葉にしばし考え……私たちは差額分を返してもらうことに。カップルたちもその後、店長から説明があり、食べたコース分の料金を払うことで納得したそうです。