【燃えるゴミ、高価買取します】ゴミが世界的に価値ある商品になるワケ
(Photo by MoDOT Photos)
週に2回の「燃えるゴミ」の日。「燃えないゴミ」は2週間に1度。「資源ゴミ」は毎週末。
自治体ごとに少しずつ差はあるが、日本の家庭で排出されたゴミはそのようにして回収されていく。いらなくなったもの、使えないもの、壊れたもの、腐ったもの。私たちは黙々とゴミ袋に詰め込み、回収車に託す。
しかし、もしも自分が持っている1袋の「燃えるゴミ」が高額で売れることが分かったら……?
国の悩み事は「ゴミ不足」
環境問題や福祉の分野において他国よりも一歩先を行く国、スウェーデン。地球と人に優しい暮らし方を追求するスウェーデンの最近の悩み事……それは、「ゴミが足りないこと」である!
今や、ほとんどの国がゴミ処理問題に頭を抱えている中で、スウェーデンではゴミが不足しており、なんと近隣の国からわざわざゴミを輸入しているというのだ。
その理由は、ゴミをエネルギーに変えるため。
スウェーデンは、ゴミを燃やす時に出る水蒸気で発電タービンを回し、そこで作られた電力が国中に供給されているのだ。