「危険」と「優しさ」が隣り合わせのリオオリンピックが開幕
(Photo by Saulo Cruz)
8月5日。
遂に開催した第31回、リオ五輪。
4年に一度の大イベント、長らく楽しみにしていた人も多いのでないだろうか。
ブラジルの治安の悪さやインフラの管理不備が度々報道され、「大丈夫なのか〜?」とちょっと不安になっていた人もいるかもしれない。
しかし今回、Be inspired!では賞賛に値する、2つの新しくて、“優しい”取り組みに注目した。
母国から出ざるを得なかったアスリートも出場できる初めてのオリンピック
(Photo by UNHCR)
シリア内戦後の難民の問題はいつ解決するのだろうか?
ヨーロッパでは難民の受け入れ問題で議論が炸裂し、日本では国内に受け入れる難民の数が極めて少数なことが未だに問題だ。
国際オリンピック委員会(IOC)は、母国を離れた難民のアスリートにも出場機会を作ろうと、オリンピック史上初の「難民選手団」を設けた。
国際情勢に翻弄され、リオ五輪という晴れ舞台へ出る術を持てなかった選手たちにもチャンスが与えられたことは、マイノリティにも優しい五輪になりつつあるということかもしれない。