くらし情報『原発事故から国民を守らなかった、「マスメディアの真実」』

原発事故から国民を守らなかった、「マスメディアの真実」

 
そして、十分な教育を受けていなかった被差別部落出身者たちなどの立場の弱い者を多く働かせるなど、横暴なやり方で原発を維持していたのだ。 
この事実を認めず、「国民の目にさらさないように隠す」ということもまた、ドキュメンタリーのなかで言われているように、民主主義をさらに「破壊」している。 
日本の民主主義はやはり危機的状況にあるのだ。

「公共放送」の持つ意味

(Photo by Free Press/ Free Press Action Fund)

(Photo by Free Press/ Free Press Action Fund)

「隠された被爆労働」を制作したのはイギリスの公共放送局「チャンネル4」だ。 
若者やマイノリティに視点を当てた番組などを多く放映している。 
具体的に見てみると、セルフィー文化やゲイバーを訪れる人を取材したもの、ネットいじめを描く社会派ドラマなど現代社会を知るのに役立つものばかりだ。 
こういう放送局があることで、国民にとってどんなインパクトがあるのだろうか。 
・世間の多数派の考え方が全てではないこと 
・若者やマイノリティーの視点も社会の一端だということ 
・賛否両論ある問題からも目をそらしてはいけないこと 
以上のようなことを視聴者に認識させられるのではないかと考えられる。

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