真夏のビーチでイスラム女性が“あえて”ビキニを着ない理由
フランス政府が示した理由は「宗教的に強制された服装は自由ではなく、女性差別の象徴」だから。
さらには「宗教を表現する服装は治安に影響を及ぼす恐れがある」から。
昨年からイスラム過激派の犯行とされるテロがフランス国内で相次いでいることから、イスラム教徒に倒する偏見や差別にも敏感なのかもしれない。
しかしこの「ブルキニ禁止令」にのっとり警官がブルキニを着たムスリマをビーチで取り締まる様子の写真がSNSで拡散されると、世界的に注目を集める大問題となった。
(Photo by CNN)
世界中の人権保護団体やフェミニストなどから抗議を受けたフランス政府は8月26日、「信教の自由に反する」とし、この禁止措置を凍結。
「宗教とファッション」という複雑な問題があらわになった今回の騒動だが、当事者であるムスリマたちはどう思っているのだろうか。
イスラム女性にとってポジティブな「ムスリムファッションブーム」
(Photo by Fashionsnap.com)
近ごろ、多くの高級ファッションブランドやファストファッション業界がムスリマに向けたシリーズを展開している。