というモチベーションが向上し、3年で生産性が最大15%アップしたそうだ。
つまり人々が望む、ストレスの少ないワークスタイルは、会社の利益にも繋がるということなのだ。
「人間が人間らしくいるため」の労働条件
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1999年、ILO(国際労働機関)は「ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)」を活動の主目標として掲げた。
英語の「Decent:ディセント」には「ちゃんとした、きちんとした、適切な」などの意味が含まれる。
よって、「ディセント・ワーク」とは、人間の尊厳と健康が損なわれないような「ちゃんとした」労働条件のことを言う。
日本は「働きがいのある人間らしい仕事」と訳し、2014年になって、閣議決定された「日本再生戦略」に「ディセント・ワーク」の実現を盛り込んだ。
具体的には、最低賃金、雇用差別の廃止、結社の自由/団体交渉権、失業保険、十分な雇用などが確保されていることが求められる。
上で述べたように、働き手にストレスが少ない方が会社の利益になるということを考慮すれば、「ディセント・ワーク」