自己満足なら抱かない方がいい「地球に優しい気持ち」|【連載3】INHEELS岡田の「リアル・エシカル」
こんな「地球が危ない」トークを聞いて、皆さんはどう思うだろうか?
罪悪感、無力感、もうわかったよという辟易感。
「行動力」と「エネルギー」のある方はよし、ではなんとかしなければ!と思うかもしれないが、正直個人の力は地球規模から見れば小さすぎる。
そこで登場するのが「企業の力」。
企業の取り組みは個人よりもずっと大きなインパクトが出せる上、企業イメージの向上にもつなげられるため近年は盛んに行われている。
かくいうワタシもエシカル(倫理的)やサステナブル(持続可能)をテーマにしたファッションブランド「INHEELS」を経営中。
難しい事を考えずに「企業がいい」と言っているプロジェクトに相乗りすればいい事ができる、しかもインパクトもあると思いたいが、やはり「考えなくていい」わけにはどうも行かないようだ。
というのは、企業のプロジェクトも玉石混合だから。
●環境負荷を減らそうと思っている企業●売上向上のためのイメージアップ策の色が濃い企業●環境負荷軽減と売上向上がうまくリンクしている企業●一部のいいことを大々的に宣伝する事によって他の事業の良くない点から目をそらそうとする企業
などなど。