自己満足なら抱かない方がいい「地球に優しい気持ち」|【連載3】INHEELS岡田の「リアル・エシカル」
様々なレベルの企業の「環境保護」や「社会貢献」が入り交じる中、頼りになるのは自分の知識と価値観。
そこで、迷ったときのお役立ちワードを2つ紹介したいと思う。
「言葉」が、「認識」を作る。
① エシカルウォッシュ
(Photo by Devon Buchanan)
グリーンウォッシュという言葉は聞いた事があるだろうか?
「地球に優しい」などとうたい上辺だけの環境対策を行い、消費者に誤解を与えるような訴求を行っている商品や企業の事を言う。
最近は「エシカル」という言葉が環境志向の高い消費者の注目を集めている事もあり、内実がないのにも関わらずこの言葉を掲げることを「エシカルウォッシュ」と呼ぶ。
② 具体性の罠
(Photo by Arthur Mark Palphramand)
別名「手段の目的化」「自己目的化」とも呼ばれる。
ある目的があってそれを達成するための具体的な手段があるのだが、どこかで当初の目的を忘れてしまい、具体的な手段自体が目的化してしまうこと。
そうすると不思議と、当初の目的とは相反する結果になってしまうことがある。