くらし情報『人類が「陸のライフスタイル」をやめる時代』

人類が「陸のライフスタイル」をやめる時代

 
電力会社の送電網に頼らないオフグリッド(ソーラーパネル設置による電力自給など)はもちろん、飲料水などは近くを流れる滝や雨水を利用している。 
水面が穏やかな日にはカヌーで、天候の悪い日には床に設けられた小窓から釣りを楽しむのはウェイン。 
野菜や果物の収穫は、キャサリンの日課。 
湖で獲れる活きた魚や採れたて野菜が食卓を飾る、ほぼ自給自足の生活。 
錨は降ろしていないため、常に浮遊するオフショア(沖合)物件。 
陸地との接点はといえば、数本のロープのみ。 
一番近くの町には、カヌーを漕いで45分ほど。 
「交通渋滞などを気にしなくてよい水上は、最高のハイウェイ(高速道路)だよ」とウェインは興奮気味に話す。

「今では、ここ以外の暮らしは考えられない」と笑顔で話すのは、キャサリン。

常識に縛られない暮らしの選択肢を

(Photo by Jim & Claire)

(Photo by Jim & Claire)

日本でも、都市部における人口増加や不動産価格の高騰は、依然として続く。 
地方に目を転じれば、空き家問題はなかなか解消されない。

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