所有によって細分化された土地は、相続者が見つからず、放棄されたまま…。
「住」の問題は、地方も都市も根深い。
そうこうしているあいだにも、一部の生活者のあいだでは、自給自足やDIY、パーマカルチャーといった、持続可能な暮らしへのシフトチェンジが活発になってきた。
「住まいの選択先が陸から沖へと移行していく条件は十分に整った」と、住宅業界の専門家は話す。
オフショア物件の特徴は、暮らしの変化に応じて素早くかつ容易にその姿かたちを変えられる、柔軟性と適応力にある。
なによりも、25年におよぶ彼らの取り組みは、サステイナブルそのもの。
なにも、住み慣れた土地を捨てて、沖合へと生活の拠点を移すことを勧めているわけではない。
価値観やライフスタイルは人それぞれ。
それでも、限られた資源や土地を手に入れることに労力を費やすよりも、自分たちの身の丈にあったサイズの暮らしをつくることに意識の矛先を向けてみる。
常識にとらわれず、視野を広げてみれば、選択肢の幅も広がっていくはずだ。
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