ファッションで「男女差別をぶち壊す」北欧の老舗百貨店
(Photo by Sophie Charlotte)
女性が「ボーイッシュ」な服装をすると、何だか強くなった気分になって、ビジネスの場でも舐められないで済む。
では、その逆はどうだろうか?
私たちが持っているファッションへの「イメージ」は、世界の長い歴史の中で作られた「固定観念」なのかもしれない。
そんな「ファッションの権力構造」は、今壊されつつある。
ファッションに植え付けられた性別のイメージ
(Photo by Transas City)
ファッション研究者によると、長い歴史の中で男女それぞれの服へのイメージが定着し、自分の性と異なる印象の服を着ると、本能的に不安や自信を感じることがあるという。
しかし、自信が湧くと感じるのはたいていは「男らしい服」を着た女性ばかりで、逆に男性が「女性らしい服」を着ても、本能的に不安を感じたり、好奇の目で見られていると感じてしまうようだ。
しかしこんな心理現象は、「女性らしい服」「男性らしい服」というように、服装と性別に関して私たちが固定観念を持ってしまっているから起こるのではないだろうか。