#003 「捨てるため買う」。洋服を“情報”として消費する愚かな現代人 | 「当たり前を当たり前にしない」。ALL YOURS木村のLIFE-SPECの作り方
という情報を元に、絶え間なく寿命の短い「新製品」を作り続けているという事だ。半年で着なくなるTシャツ半年で着なくなるワンピース半年で着なくなるパンツ流行り廃りのサイクルが早くて、製品そのものはまだ使える状態にあるのに、情報(トレンド)の価値が無くなり使えなくなる。とても不思議なプロダクト。それがファッションアパレル。
ワンシーズンで着なくなるものは世界中で一体どれくらいあるのだろうか?なぜこれほどにも、すぐに捨てるものを作り続けるのだろうか?例えば、それが冷蔵庫だったら?例えば、それがPCだったら?例えば、それがボールペンだったら?多くの人が、壊れるまで、調子が悪くなるまで、あるいは無くすまで使い続けるだろう。 なぜ洋服はそういう作り方をしないのだろう?「洋服=ファッション」という定義をすると、今のような状況が生まれる。 大量生産大量消費大量廃棄経済的には必要な行為なのだけど、「経済的」では無い。難しい問題。
洋服は情報ではなく、道具。
その状況が変えられ無いか?という僕らの答えの一つが「洋服=道具」として捉える視点。「洋服=プロダクトデザイン」であると考えると、使用したときに機能するもの。